陶芸 屋久島日記

昨日の雨、ひどかった。山には下りて来れず、取り残された人が数百人。県道も通行止が出てしまった。

50年に一度の大雨だったとか。今朝、ハウスへ行ったら、水が溜まっていた。それに入口のビニールの

巻上げ機が外れて、垂れ下がっていた。風も強かったということ。まあ、その程度の被害で済んで

良かったが。それにしても自然の力はものすごい。雨に風に雷も。当分油断はできない、梅雨の後には

台風も控えているし。

       5.19

大雨になった。梅雨の走りだろう。海も大時化、風も強く、時折稲光がする。そんな中、朝の3時から、

作業。と言っても、今日は畑ではなく、工房で陶作業。窯出ししたり、窯づめしたり、磨いたり、

削ったりと、色々。ハウスは、雨がうち込まないようにサイドのビニールを下ろして密閉する

。読み続けてきた、新平家物語も大詰め。92パーセント読み終える。もう直ぐ終わりかと思うと

寂しい気もしてくる。

       5.18

夕方の、体験のお客さんから、ムシを退治する器具をいただいた。ラケットのような形で電気ショックで

やっつけるらしい。屋久島では、見タコとがないが、大阪のホームセンターで買ってきたという話。

ハウスで育てている、メロンの葉が、ウリハムシで食い尽くされているので、退治するのに使えない

だろうか。そんな話をしながら、釉薬掛けをしていたら、釉薬バケツの中をムカデが泳いでいるのを

見つけた。素焼きの器の裏にでもくっついていたらしい。今朝も散歩の途中で、大きなムカデを

見つけたけど、湿度が高くなると、活発になるのだろうか。刺されなくて、ラッキーだったが、

かわいそうだが、そのまま蓋をした。明日は、一度、篩に通さないといけないと思う。

       5.17

一日中、釉掛け。体験の作品だから、形も希望の釉薬もバラバラで、とにかく仕事が進まない。まあ、

こんなことは1年に一度っきりだから、焦らず間違えないようにと思っていたら、やっぱりやって

しまった。息子が気がついて、同じ種類を全部やり直す。一度、水で洗って、釉薬を全部落として、

乾かして、もう一度釉薬をかけ直す。完全に乾ききってなかったので、乗りが今ひとつ。釉抜き剤も

なかなか乾いてくれず、ドライヤーを当てたら、風の勢いで、飛び散る始末。一度つまづくと、悪い

ことの連鎖になるから、間違えないようにしていたのだが、我ながら情けなくなる。なんとか頑張って

窯づめを終えたが、やはり案の定、一回では入りきらなかった。もう一回戦、ぶっ続けでやらないと

いけない。

       5.16

連休中の体験作品の、素焼きが終わって、仕分けを始める。数が多いので、かなり時間もかかるが、

無事に焼くことができたのが何より。あとは、釉薬を間違えないように気をつけて。急に蒸し暑く

なって、まだこの陽気になれないので、集中力をなくさないようにしないと。体験のお客さんも

あって、工房は、散らかっている。オーストラリアのシドニーからとか。この日記を読んでくれて

いるというので、気恥ずかしいやら、照れ臭いやら。ボロを出さないように、ちょっと緊張気味。

家では、ペンキ屋さんが屋根の上で働いてくれている。築20年になると、かなり傷んでいるとのこと。

なんとか、台風の被害からの修復が無事できることを祈っている。

       5.15

連休が終わって、パタッと客足が途絶えていたが、どういう風の吹き回しか、今日は工房を訪れる人が

多かった気がする。日本丸のお客さん、リピーターの人、外国からと様々。買ってくれる人、何も言わ

ないで帰ってゆく人、それぞれだが、人の出入りがあると、不思議と活気が出てくる。雨にもかかわらず、

家の屋根の洗浄にペンキ屋さんもきてくれて、聞けば、雨の方が具合が良いとのこと。なんにしても、

物事が進んでゆくのはありがたいと思う。

       5.14

昨日、1日草取りをしたのが応えてるみたいで、朝から体が重い。散歩も、鉛の体が歩いてるみたい。

午前中の窯づめも集中力がなくなってる。しかし、連休中の陶芸体験の作品だから、落としたり、

ぶつけたりしたら大変。のろのろ、牛のようにゆっくり動いて、なんとか昼前に詰め終わる。午後に

なって、ようやく回復したらしく、ホテルからの注文のカップを挽く。前回、形が取れなくて、

苦労したが、今日は調子も上々で、形も決まってきた。朝は、どうなるのかと心配だったが、もしか

したら、軽い熱中症気味だったのかもしれない。年だなあと思う、昔は、一晩寝れば回復したもの

なのに。

       5.13

朝は生姜の植え付け。毎年チャレンジするのに、まともに獲れたことがない。去年もしょぼいのが二、

三本生き残っただけ。だから、今年は思い切って、大量に植え付けてみた。相性が良いというさといも

の畝に。あとは、1日、工房の裏の草取り。頑張ったのに、まだ3ぶんの1ぐらい残ってしまった。作業を

していると、家にペンキ屋さんが入ってゆくのが見えた。ようやく、屋根を塗る準備が始まった。

2月にお願いしたから、3ヶ月待たされた。忙しかったみたいで。梅雨に入る前になんとかやって

もらえそうだが、天気が続いてくれることを祈っている。

       5.12

草取り爺さんになってしまいましたよ。朝は4時から家の花壇の草を取り、午前中は工房の前の崖の

草取り、午後は工房の裏で草取りです。早い話、一日中やってました。予定は、ホテルから注文の

カップを挽くはずだったのですが、気になりだすと、止まりませんでした。雨の季節の前に一通り

やっておきたかったのですが、まだまだ残ってるところの方がはるかに多いのです。焦るのはやめて

楽しんでやりたいと思うのですが、なかなかそうもゆかず、気が急いてなりません。

       5.11

朝、目をさますと、空が白んでいる。時計を見ると5時。しまった寝過ごした。いつもは3時には畑に

降りていたので、ものすごく損した気分。それで、花壇に花を植えることにする。しかし、花壇も

草がぼうぼうに生えているので、まずは草取りから始める。すると、埋もれていた、バラが出てきて、

半分あきらめていたので、得した気分。植える場所を作って、去年、タネから育てたゼラニウムを

植えて、買ってきたチェリーセージに金蓮花、桔梗などを植え付ける。赤い花が入ると、なんとなく

荒地から花壇に変わったように見えてくる。昼間、ここも気温が上がって、だいぶ夏気分。しかし、

東京では28度とここよりもだいぶ高くなっている。農協へ道具を買いに走ったら、お客さんで

混雑していた。誰も、陽気に誘われて、畑に精を出しているらしい。

       5.10

朝から雨。そんな日は、ハウスで草取りをしたり、追肥をしたり、種まきをする。昨日買ってきた、

草払い用のエプロンをつけて。メッシュになっていて、足にそれぞれ両面テープで巻きつけると、

ズボンのように分かれて、膝をついても汚れにくい。これは便利と喜んで作業をしていたら、

車で通りかかったかみさんも喜んでくれた。なぜかというと、色が鮮やかなオレンジなので、

どこにいるか一目でわかるとのこと。高齢の亭主が、どこかで怪我でもしていても、すぐにわかる

からということらしい。そう言われてみると、確かに派手な色、これをきて、外で仕事をするのは、

気恥ずかしくなってきた。

       5.9

朝から出かける。買い物に。気分転換も兼ねて。新聞チラシに花と野菜の苗半額と出ていたので。

店は大勢の客で混み合っていた。朝、7時から待っていた人もいたとか。何しろ半額ですから。しかし、

前にこっちは定価で欲しい野菜は買ってしまった。だから、今日は、花の苗が目当て。ついつい、

安さに惹かれて、苗箱一つに入りきらないほど買ってしまった。植えるのが大変だが。家の庭に工房の庭、

それに畑に作った花壇にも。カミさんはプランターを買い足して、家のまえのベランダに置くという。

これから、気候的にはガーデニングには最適なシーズンだし、梅雨が来る前に外の作業は終えて

おかないと、五月晴れはいつまでも続いてはくれないだろうから。

       5.8

いやあ、こんなに変わるものですかねえ。連休が終わると、ぱったり、人が来なくなりました。

まあ、皆それぞれ、日常に戻っていったわけでしょうから、当然の話なんですが。ラジオでは、五月病に

どうしたらならないでやって行けるか、なんて話題が語られてますし。何しろ、多い人は十日も、

ぶっ続けで休んでいたのだし、仕事したくないよう、となってしまうのでしょう。こっちは、その点、

大丈夫。なんせ、休みなく働いてましたから。おまけに朝だって、3時、4時から畑で動き回っていて、

夜は7時になったら布団に潜り込む生活ですもん。だけど、ちょっぴり、疲れもたまっています。

草取りで、腰が痛くなって、朝の散歩でも、重い足をなんとか前に出して、気持ちで歩いている

状態です。でも、少しずつ、畑が綺麗になってゆくのは、ワクワクします。なんとか、雨の季節に入る

前に、格好をつけたいと思うのですが。

       5.7

連休も今日が最後。工房においでくださった方に感謝。特に、体験は、前半雨だったこともあって、

大勢の方が来てくださった。この時期は小さいお子さん連れも多くて、特に賑やかな時間を過ごすことが

できた。最終日の最後の体験も2歳のお子さんづれ。それが終わると、なぜか、急に、開放感となんとか

乗り切ることができた安堵で、虚脱気味。そして、後に残った思い出の器たち。実は我々の仕事は

これから始まるのです。無事に希望の釉薬をかけて、期待に応える器に仕上げるという、重責が待って

いるのです。

       5.6

夕方、宅配便が荷物を持ってきてくれて、ハンコを待つ間「ここも、年中無休ですねえ」というから

「大晦日も元旦もやってますから」「休んでいるのを見たことない」「死ぬまでやるつもりですから」

「元気なうちは頑張ってください」と言って、出て行った。彼を見送りながら「ああ、彼らも休み

なく働いているんだなと思った。世の中には、例えば牛の世話をしている人とか、おそらく、休みなし

の人はたくさんいると思うし、この仕事、半分遊びと思っているんだから、全然、辛くないのにと

思ってしまう。好きな仕事を続けてゆくには、それなりの負担もあるとは思うのですが。

       5.5

娘たちが、島を離れて、急にあー、連休も終わったなと感じた。次は夏に帰ってくるからと言い残して。

そうか、夏か。それならば、畑を頑張って、お美味しい野菜を育ててやろうと、ちょっと意欲が湧いてきた。

       5.4

連休も後半に入り、天気も良く、予想通り、すっかり落ち着いてしまった。例年のごとく。まあ、

前半、思ったよりも忙しかったから、良かったと思う。あとは、連休後に備えよう。得てして、陶芸を

見たいというようなお客さんは、気ぜわしい、連休を避けて、ゆったりとした旅をする人に多い。

だから、シーズンオフこそ、作品を充実させて、手間をかけた良い仕事をすることが大切だと思う。

畑の方も、少しずつだが、雑草が減ってきた。梅雨に入れば、草取りもできなくなるので、今は

せっせと草むしりに励んでいる。

      5.3

連休後半に入る。雨ばかりだったが、今日からは、しばらく晴れが続く模様。そうなると、お客さんの

流れも、がらりと変わってくる。行けなかった、山に海にとアウトドアーを満喫できるから。それで、

陶芸は影が薄くなる。まあ、前半で正直、相当疲労したので、あとは、ゆっくり休養とゆきたい気もする。

       5.2

朝の散歩を終え、小雨に中、ハウスの周りの草を刈る。ここのところ、雨が多く、あっという間に

雑草が伸びてきた。連休に入って、ぐずついた空模様が多く、陶芸の体験が忙しい。中には、どこも

ゆくところがなくてと、正直に電話で話す人もいる。受け入れる人数には限りがあるから、何本もの

電話を、お断りしないといけない。この連休の前半は、そういうわけで、忙しかった。明日からは、

天候も回復する模様なので、状況も変わってくると思う。

       5.1

 

 

 

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