陶芸 屋久島日記

八月最後の日曜日。まだまだ蒸し暑いですが、秋の気配が漂ってきました。カラスウリが実をつけ

草たちも穂を伸ばして、家の庭のパンパスグラスはすっかりススキを巨大化した趣です。そうなると、

秋冬野菜の作付け計画を練る必要に迫られてきました。今年はサツマイモと里芋を多めに育てています

から、限られた広さの畑が余計狭く感じられます。上手に植える必要がありそうです。それに猿の被害も

あることですし。猿は二日続けてきました。今も、工房の近くで鳴き声がします。先日、ハウスの脇の

空いている場所を耕運機で耕しました。猿にやられないような野菜を育てようと考えています。

再開3年目、うまく育つものもあり、ダメなものもありとさまざまですが、少しずつ形を変えながら、

試してみるのは、楽しいものです。大昔、陶芸を始めた頃の、ワクワク感がよみがえってきました。

       8.25

今朝の畑仕事は、人参の種まき。そのあと、バジルの剪定。最後は、ハウスの野菜non収穫。昨日、

ピーマンとシシトウ、それにナスが食べごろに育っていた。ところが、ししとうを収穫したあと、

ピーマンを見ると実がついてない。よく見ると枝ごと折れて、株元に転がっている。あれ、昨日は

風が強かったかなあ、次にナスを見ると実がぶら下がってない。昨日はあれほどたくさん生って

いたのに。見回すと、皮だけ株元に残って、実は何かに食べられている。そこで、昨日、息子が言って

いた話を思い出した。猿が畑で騒いでいる声がすると、昼過ぎのことだった。畑なら、柵を作って

ネットを張ってあるから、大丈夫だろうと思っていた。確かに畑には入れなかったのだろうが、

まさか、ハウスが。ハウスの周りには防風ネットをはって、猿も入ることができないようには生って

いる。ところが。入口の戸は開いていた。温度が高くなりすぎないように、風を通すために。

いちおう、そこにもネットは貼ってあるが、裾が持ち上がっていた。それに、脇も一箇所、ネットに

隙間が開いていた。つまり、どちらかから入り込んで荒らしたということだろう。屋久島は夏は

暑すぎて、山に食べるものが少ないのだろうか。春にスモモを取られて以来のこと。それにしても

あいつら、よく食べごろがわかるものだ。それにピーマンは苦いのだろうか、枝ごと折って、放り

出している。これから、秋になると、サツマイモや 里芋の収穫シーズンがやってくる。ハウスの

後ろに植えたさつま芋畑には何の対策も施してない。早めの備えをしておかないと、荒らされて

からでは後の祭りになってしまう。ここ2年ほどは、猿の被害はなかったのに。それだから、また、

野菜作りを再開したのだが、ここへきて、このような思いをすることになろうとは、いやはや、

世の中は甘くないということだろうか。

       8.24

乃南アサの「風紋」を読み終える。90年代のポケベルの時代が舞台。わずか20年あまり前の時代なのに、

今という時代のテクノロジーの進化に驚かされる。これだから、現代ミステリーは書くことが難しく

なって、多くの作家が時代小説に行ってしまう気持ちがわかる。それにしても、ネガティブな人の心を

よくぞここまで描いたと、舌を巻く。なかなか読み終えるのがつらかった。この前に読んだ

「水曜日の凱歌」の方は東京大空襲から始まり、戦争が終結して、戦後の混乱時代を一人の少女が

生き抜く話で、こちらは多少は、新しい時代を生き抜くという希望があった気がするが。その前に

読んだ、奥田英朗の、「ナオミとカナコ」はドメスティックバイオレンスを受けて、二人掛かりで

殺人を犯す話。これまた、暗い話で、人間の負の部分をこれでもかと描いている。どうも、この夏

出会った小説はことごとく暗く鬱々としたものが多かった。そろそろ秋の気配。何か、明るい希望が

湧いてきそうな小説はないものだろうか。

       8.23

ここ二、三日、お客さんがなくて、久しぶりに来てくれたのが、イギリスからのお客さん。その人と

入れ違いのように来たお客さんも、白人の女性。午後の体験はスイスイからのカップル。ここは一体

どこの国かと思ってしまいます。ある、納品業者が来て、お客さんが少ないでしょと話し出す。あの、

豪雨で山岳に取り残されたニュース以来、ぐっと減ってしまったらしいとか。それに、国と県が押して

いる奄美への優遇策。大阪から4700円の航空運賃で行けてしまうんだから、鹿児島からフェリーで

屋久島に来るよりも安い訳で、これじゃあ、ここを素通りするよなあと妙な納得をさせられる。あまりの

落ち込みように、屋久島応援企画なんてのが昨日のニュースでやっていたけど、まあ、それだけこの

島の落ち込みがひどいということの裏返しでもあるのでしょう。やめてゆく民宿が増えているとは

あの納入業者の話。民宿だけじゃ無いですよ。我々のような零細な製造業者だって、やってゆけません

からと思わず声を高くしてしまいました。世の中は浮き沈みがあるからとは息子の弁だけど、そんな

人ごとみたいに言ってる場合ですかねえ。まあ、だからと言って、騒いでどうにかなるというもの

でもないようだし、落ちるところまで、落ちれば、浮かぶ瀬もあるというもんですかねえ。我が

ヤクルトスワローズも浮きそうで浮かないですねえ。何もそんなところまで、同調しないでも

良いと思うのですが。

        8.22

昔から、行き詰まったり、悩んだりしたとき、立ち返る形がある。それは、手のひらに乗る大きさで、

丸い形に小さな口のついた一輪挿し。別に、行き詰まった訳でも無いが、昨日、ふとそんな一輪挿しを

挽き始めた。最初はいつもの形だったが、なぜかどんどんシャープな形へと変化していった。蹴ろくろで

そんな形はどうかなと思っても見るが、手が勝手に動いてそうなってしまう。普通、歳をとるとだんだん

丸くなると思うにだが、どうやら、逆にシャープな方へと変化してきた。我がことながら、おかしな

ものだと思う。

       8.21

「さだちが多うなった」。お盆を過ぎて、にわか雨が多くなると、隣のおばちゃんがいつも言っていた。

そう、夏が終わりに近づいた証拠だろう。夕方にはツクツクボウシが鳴いて、秋の気配が濃くなってゆく。

日中は相変わらずの蒸し暑さで、じとっと汗が滲んでくる。朝の散歩でも我が家の老犬は舌を出して、

口を開けてハアハアと喘いでいる。こっちも負けずに老体に鞭を打って、なんとか頑張ってはいるが。

昨日、免許証の高齢者講習の知らせが届いた。改めて、客観的に歳を重ねたことを思い知らされる。

郵便通知で終わるかと思ったら、今日は直接電話が来て、講習日を無理やり予約させられた。これって、

義務なのかと、認識し直した。それに、講習料が結構高い。まあ、これも、仕方がないかと覚悟を

決めたが。何しろ、最近のニュースで、やたらと逆走だったり暴走だったり、お年寄りの運転が取り上げ

られることが多いから。しかし、本当に高齢者により事故が発生する確率は他の事故に比べて多いの

だろうか。若い人たちの煽り運転や、スピードの出し過ぎ、飲酒運転など、決して少ないと言えない

気がするのだが。

       8.20

夜中に降った雨は、屋根を叩きつけるような激しさだった。朝には小降りになったが、蒸し暑さは

相当なもので、息苦しいほど。そんな中で、土練機を回して土作り。そのあとはろくろに向かって、

注文の試飲用の焼酎カップを挽く。ホテルと焼酎やさんがタイアップしているらしい。ぐい呑よりは

大きく、焼酎カップよりは小さめで、その大きさに挽くのは初めて。弾いてみて、これって案外良い

かもと思う。売れそうなら、工房の定番に加えても良さそう。ついでに大きめの片口も作って見る。

秋にこんな器で、焼酎のお湯割にしたら風情が出そうな気がする。

       8.19

朝のうちひろがっていた青空も、雲が覆い、午後からは雨が落ちてきた。相変わらずの蒸し暑さだが、

お盆を過ぎると、なんとなく、夏も終わったなという、気分になる。ついこの前、工房の入り口の戸に

セミの抜け殻が張り付いていたのが、今日は、工房の裏で死んだセミがひっくり返っているのが

あった。短い、命を全うした姿を見ると、命の儚さを思い知らされる。秋は、そういう季節なのだと

思う。

       8.18

今日、娘たち家族が、帰っていった。二週間近い里帰りだったので、急に静かになる。特に、晩御飯の

時が賑やかで、その中心となるのが孫でようやく数歩歩き出したばかり。小さく切った食材を、手づかみ

でどんどん口に運ぶ。その、勢いを見ると、人間は食うこと、寝ること、出すことが基本だということが

よくわかる。成長期ってこんなだったかと、大昔、まだ子育てをしていた頃のことが行為記憶として

蘇ってくる。こっちはまだまだ若い気でいても、じいじとかばあばと呼ばれて、つい、やにさがって

しまう。明日からはまたいつもの暮らしに戻ることになるから、せいぜい畑仕事に精を出して、美味しい

野菜を育てて、送ってやりたいと思っている。

       8.17

台風の風も、おさまり、穏やかな、いやジリジリするような夏の日が戻ってきた。畑は大した風も

当たらなかったと思ったけれど、物が飛ばされたり、倒されたり、それなりの台風の風だったのだなと

わかった。ハウスの東側の脇が、草が大きく育って、足を踏み入れるのも苦労するほどになっていて、

朝は草払い機きで刈り倒した。ジャガイモの種芋を植えつけたところもすっかり草に覆われて、跡形も

ない。一旦全て刈り払って、どうするか考えることにする。それにしても、草の勢い。払っても、

三日ほど経つと、もうぐんぐん伸びてあっという間に覆い尽くす。誰かが、草との壮烈な戦いと

書いていたが、まさにそのことを実感する。お盆に来てくれた人たちの体験作品がたまってしまい、

ぼちぼち整理を始める。ずいぶん頑張ったもんだなと我ながら呆れてしまう。なんとか無事焼き上げて、

それぞれのもとに送り届けないとと、気を引き締める。

       8.16

台風10号とお盆、今年の夏はそんな感じで過ぎていきました。例年お盆の前の時期が一年で

最も忙しいはずだったのに、今年は不発。そして、このジャストタイミング。体験の方はそれなりに

忙しかったが、肝心のお客さんは、一体どこへいってしまったのでしょうか。まあ、長いこと、この

仕事を続けてくると、いろいろありますから。向かい風が吹いているときは、頭を低く下げて、忍ぶ

ことも大切だと思います。台風はビニールハウスを剥がされたり、パイプを潰されることもなく、

なんとか通ってゆきました。まだまだこれからが本格的な台風シーズン、今後はいかが相成ります

ことやら。

       8.15

台風接近で、体験関係の電話が何本も入る。「今日の予約キャンセルさせてください」とか「

時間変更できますか」とか「9人入れませんか」とか。その都度、判断しながら、対応する。山にも

入れず、海もダメ、そんなわけで、室内でできるところを探して、電話をかけてくるのだろう。

大切な夏の旅行を楽しもうとやってきて運悪く台風の遭遇するわけだから、必死に夏気持ちはよ

くわかる。お盆を狙ったかのようにやってくるこの台風。おそらくそれぞれ、悲喜こもごも、

様々なドラマを生み出しているに違いない。

       8.14

台風への備え。ビニールハウスの骨組みを風でゆすられないようのロープで固定する。入り口と

裏側の、風を通すために剥がしたビニールを固定する。昨日は、工房のベランダが白蟻にやれれて

落ちていたのを切って、別の柱で支えたところをボルトで固定した。今の所はそこまで。工房も家も

特に何も備えてない。速度が遅く、雨が午後から降り出したが、この地域は今の所、風もほとんど

吹いてない。おそらく、最も強まるのは明後日の15日ではないかと思う。

       8.13

朝、畑で草取りをしようと、手袋をはめたら、親指がずきっ、急いで手袋を外すと、ムカデが出てきた。

親指の真ん中を見事に刺されていた。家に帰って薬を塗って、畑で、しゃがみこんで草を取っていたら、

背中がずきっ。今度はアブにやられた。午後二時、体験の予約のお客さんが来て、展示場をしばらく

見た後、今回は見るだけにしますと言って、帰っていった。彼らを迎えるために、もうひとくみ予約が

入っていたので、作業台を片付けて、ろくろも増やして準備しておいたのに。今日は二度あることは

三度あるの言葉通り、朝から、三度、嫌なことが起きた。それも、こちらにミスがあったというのでは

なく、普通にしててのこと。まあ、大怪我でなくてよかったし、体験の方も、やり終わってからの

トラブルでなくてむしろよかったのかもしれない。そのうち、良いこともあるだろう。

       8.12

どうしたものか。昨日から、元気が出ない。理由はわかっている。陶芸体験の作品の色を間違えて

しまったこと。歳のせいか、老眼が進んで、記録紙に書いた釉薬の色、黄色と青色を読み間違えて

しまったのだ。後から言われれば、明らかに違うことに気がついたのだが、もう一つが緑だったので、

てっきり後のは青だろうと、思い込みがあったのかもしれない。それにしても、あのがっかりした

顔が忘れられない。人によって、体験に対して、思い込みの度合いも違っているし、特に釉薬への

思い入れも違っている。あっさりした人もいれば、強い期待も込めて待っている人もいる。ずっと以前

にも、内側と外側の色を逆にかけて、激怒されたことがあったと、息子が言う。その時のことは全く

覚えていないが、おそらく、今回と同じように落ち込んだと思う。焼きあがってしまったものは取り

返しがつかないから、ただひたすら謝るしかない。もっとずっと前には、こんないい加減なところは

初めてだと言われたこともあった。その時には、さすがにこちらも頭に血が上って、お金を送り返した。

つまり、20年近くやっていて、明らかなミスは3回ということになる。落ち込んで、もう体験やりたく

ないよと弱音を吐きそうになる。そのうち、忘れるとは思うのだが。そんなわけで、一日、土に触れる

こともなく、本を読んで過ごしてしまった。まあ、こんな日があっても良いとは思うのだが。

       8.11

ワインクーラーに続いて、昨日から花瓶を作り始めている。大きな方の窯を焼く予定なので、少し

大きめの作品を作るために。こういうものは、一つずつ、楽しみながら作ることができる。昔、個展で

作品を発表していた時代が思い出されて気持ちが入る。それと並行して、オブジェを作ろうと考えている。

去年作った、特大のオブジェをスケールダウンして、居間の片隅にも置くことができるように。だけど、

ただそのまま小さくすれば良いというものでもなくて、やはり緻密感が出るような工夫が必要だと思う。

       8.10

朝方、降ってくれたまとまった雨で、草取りが楽にできた。土が乾いていると、ぶちぶちちぎれる

雑草も、根っこからズボッと抜けてくれる。昨日、枯れてしまったので、収穫したスイカを切って

みると、包丁を入れた瞬間、パキッと弾けるように割れて、しっかりと身が入っていた。どうせ未熟で、

キュウリの代わりぐらいの気持ちだったのでびっくり。スプーンですくってみると、結構甘味も

入っている。思わずすごいと叫んでしまった。早速スムージーにして、楽しむ。まあ、それでその

スイカは終わってしまったのだが、もう一本、生きている苗があって、実がならないなあと足元を

見ると、なんと二つ、スイカの赤ちゃんが育っている。ほぼ諦めていたので、嬉しい誤算。今日の雨で、

元気を回復してくれると良いのだが。

       8.9

風が強い。台風9号の影響だと思うが、フェリーも欠航で、当分来られないかも。お盆を前にして

大変そう。そんな中、高速船は頑張っているが。畑でただ一つ育っていた、小玉スイカが枯れてしまった。

毎日水をあげていたのだが。葉が黄色く枯れあがってきて、とうとう全部が枯れてしまった。実が

ソフトボールぐらいになっていたので、収穫して、明日の朝のスムージーに混ぜようと思う。無駄に

したくないし。やはり耕さないと無理だったかも。病気というより、栄養を吸収できなかったみたい。

去年はうどんこ病でダメだったし、なかなか難しい。今年は里芋も瀕死状態。葉が黄色くなって枯れて

ゆく。カミさんの話だと、どこの畑も同じような状態だというが。けれど、朝の散歩でみる海中温泉近く

で畑をやっている人の里芋は黄色くなっていない。葉もしおれてはいるが、大きく青々している。

どう育てかたが違うのだろうか。きっと、栄養がうちのよりもたくさん回っているのかもしれない。

来年は、やり方を変えてみようかなと、思案しているところ。

       8.8

今日も一日、ワインクーラーというか、広口のツボというか、を挽きました。すっかり、蹴ロクロで

大物を作るのが面白くなってしまいました。ただ、大きなものを作るためには土を硬めに練り直さないと、

潰れてしまいますから、そうなると、力がいります。そんなわけで、夕方になるとお腹がすいて

たまりません。それだけ、エネルギーを使っているのでしょうね。晩には、炭水化物は摂らない生活が

続いてましたが、我慢ができず、昨日も、自分でそうめんを茹でて食べてしまいました。暑い夏を

越すためには、まずは体力が一番ですし。汗もうんとかきますし。そしてすぐに眠くなって、昨日も、

七時には布団に潜り込みました。すると今度は12時ごろに目が覚めて、それから、眠れなくなって

困りました。夜中に、タブレットでニュースをチェックしたり、キンドルで本を読んだり、どうも、

不規則になります。今は、オブジェを作りたいと考えているのですが、その造形が頭に浮かんでは

消えてを繰り返しているうちにまたウトウトしてきます。

       8.7

台風8号は、ほとんど雨も風もなく去っていった。畑をやっている身としては、少しは雨を降らせて

くれたらよかったのに、なんて贅沢なことを言いたくなったほど。そして、置き土産は暑い暑い日差し。

朝の散歩から、息苦しいほどの熱気。今年は、殊の外厳しい。無事夏を越せるのかと疑ってしまう。

今日は体験がふた組。いずれも地元の人たちが手びねりを。ひと組はお母さんとおばあちゃんが二人と、

4歳の女のお孫さん。この子が、反抗期というのか、まさにベビーギャング。帰り際には、工房の網戸を

ズタズタに破いていった。帰った後、大慌てで張り替え。まあ、だいぶ劣化していたので、良い機会では

ありましたが。一人っ子で育ち、今、お母さんのお腹には新しい子が宿っている様子。恐らくは、蝶よ

花よと育たられたのが、そろそろ、愛情を次の子に取られる予感があって、余計にあの様な行動を

取っているのだろう。長女のこれからの人生が見える様で、一概にあの子を責めることもできない。

それにしても、いっぺんに手びねり五人は結構こたえました。

        8.6

台風が、向かっているらしいんだけど、なんの準備もしていない。風も吹かないし、予兆が感じられ

なくて。いつもなら、雨戸を閉じたり、ハウスの補強をしたり、家の植木鉢を避難させたりと、いろいろ

準備をするのだけど。本当に、明日は大荒れになるのだろうか。一つには、あの、蜂の巣がある。

あの、吹きっさらしの電線に作られた蜂の巣。迷信かもしれないが、なんとなく、ここを避けて

ゆくのではと、妙な思い込みができてしまった。まあ、雨風が強まったら、夜中でも、頑張って、

対策をしようと思うのだが。

       8.5

昨日の午後、到着予定の娘ファミリーが、家に着いたのが晩の七時を回っていた。搭乗予定の直行便が

出ず、鹿児島空港で乗り継いでやってきた。座席が空いていたから良かったけれど、一つ間違えると、

島にたどり着くことができないところだった。この時期に、席が空いているというのも、不思議だが、

今年の観光客の少なさを表しているとも言えそう。まあ、神様が今年はゆっくり過ごしなさいと言って

くれているのかもしれない。とは言え、遊んでいると気が変になりそうな人間としては、昨日挽いた

大皿を削ることにした。おとといのぶんも残っているから、合わせて12枚。半分でも、削り終えたら

上出来と思っていたが、頑張って、全て削り終えてしまった。普通、削りの方がろくろ挽きの倍時間が

かかるというから、やりすぎた気もするが。それも蹴ろくろでの削りだから、疲れる。大きな皿を削る

ためには足の力もいるし、体をしっかりと止めないとぶれてしまう。同じ姿勢での作業もなかなか辛い。

それに、この暑さ、つい夢中でやっていると、水分補給も忘れがち。熱中症には、注意をしないと

いけないのだが。

        8.4

昨日から、息子が工房にいないので、奥で電動ろくろを回すことができない。いつお客さんが来て

くれるかわからないから。大皿を挽くときは、蹴轆轤では足への負担も大きいから、いつからか、電動を

使うようになっていた。やれる自信はなかったが、挑戦することにした。大皿は直径が大きいから、

足に当たってしまう。そこで、シッタと呼ぶ、丸い削り代を据えて、高さを出して、その上に丸い厚板の

盤を据えて、そのまた上にカメ板と呼ばれりる粘土を置く台を据えて、大皿に挑戦。なんとかなる

ものですねえ。出来ました。大皿が。電動を使うより、少し時間はかかりますが。これなら、削りも

蹴轆轤で出来そうです。そして、今日も昨日の続き。ガンガン蹴ってました。聞いた話では、多くの

人が、腰か足を痛めてしまう人が多いとのこと。頑強な身体に産んでくれた、親に感謝しないと

いけません。せっかくですから、しばらく、大物を挽こうと思っています。次は、ワインクーラーかな。

先日、外国人が、重いのに嬉しそうに抱えてゆきましたから。

       8.3

今朝は、畑仕事はお休みして、お勝手でトマトソース作りをしました。熟したミニトマトを、収穫

するたびに、冷凍しておいたのをかき集めて、まとめて料理しました。大好きな、「イタリアの小さな

村の物語」でよく見るシーンの再現です。これがやりたくて、去年も頑張ったのですが、収穫ゼロ。

今年は全てミニトマトにして、収穫にやっとこぎつけました。かき集めると結構な量になっていて、

うちで一番大きな鍋がいっぱいになりました。解凍したトマトをミキサーで砕き、火にかけます。ある

程度柔らかくなったら、荒目のざるで濾して玉ねぎにんにくバジルなどをくわえて煮詰めてゆきます。

口で言ってしまうと簡単ですが、量が多いので一仕事です。結局は煮詰めるところまではゆかず、

あとば晩の作業になります。去年は、トマトの代わりにバジルがたくさん採れたのでカミさんに

ジェノベーゼソースを作ってもらいました。それが美味しくできて、評判も良かったのですが、今年は

カタツムリに食べられて、何度タネを蒔いても、皆消えてしまいました。自然の条件は不思議だなあと

思います。毎年、同じことがないのですから。だからこそ、一期一会、今あるものを大切にして、

精一杯生かすことが大事なのだなと思います。

       8.2

ここのところ、よく遠出します。一度は棚卸し、次は次男の病院、そして、今日は買い物です。娘たちが

もうすぐ帰ってくるので、色々買い出しです。特に、飲み物。暑くなって、ペットボトルのお茶や、晩の

ビールの消費が激しいですから。こんな時、ディスカウント店は助かります。他にも、飲み物のまとめ

買いをしている人を多く見かけました。重くなりますが、家計にとっては助かりますから。そんな中で、

最近棚でずっと欠品になっている、半紙を見つけて大喜びで買いました。半額ですから。これ、スリップ

ウェアの仕事には必需品なのです。ところが、帰ってみるとどこにも見当たりません。おそらく

バタバタして、レジ前に忘れてきたのだ思います。高いものじゃないので、諦めますが、ちょっと、

悔やみます。自分の不注意に。店はクーラーが効いてるのに、外に出ると灼熱。頭がぼーっとなります。

カミさんは、家に帰り着いて、具合が悪いと、青い顔をしていました。あの炎天下ですから、体調も

おかしくなります。話変わって今朝、畑で草を取っていたら、アカアリの巣に手を出したらしく、気が

ついたら、シャツの中に入り込んであっちこっち噛まれて、往生しました。アリの巣をやっつけて

やろうと、薬剤を探しましたが、畑に使えると書いてあるものは見つかりませんでした。口にするものを

作る畑ですから、安易に殺虫剤をかけるわけにもゆきません。結局諦めて、こちらが気をつけて、

草取りをする事にしました。それにしても、殺虫剤の種類の多い事。どれほどの虫たちと、人間は

戦って生きているのでしょうか。

       8.1

 

 

 

 

 

 

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