陶芸 屋久島日記

今朝も4時から畑の草取り。なかなかはかどらないが。散歩の後は、庭や家の周りの草払い。もうすぐ

連休ががはじまって、娘家族も戻ってくるし。陽が照ると、もう夏の暑さ。朝だけで4時間、世間の

人の半日ぶんを働いたことになる。後は、釉薬がけ。今回は、新しい試みが多く、手間もかかるが、

期待も大きい。

       4.22

里芋を、3畝ぶん植え終わった。うまく育てば、1年食べるだけは取れそう。ここ三日の作業で、園芸用の

手袋に穴が空いてしまった。手で草を引っこ抜くから、消耗するのだろうが、なぜか、破れるのは右

ばかり。本来、左利きなのだが、草抜きには右を多く使っているらしい。毎日、草を抜いていると、

だんだん畑らしくなってくる。荒地を開いている感覚が楽しい。ただ、もう植えるものがなくなった。

このまま、開けておくのは勿体無いし、かといって、育ちそうもないものは植えても無駄になる。

里芋などは、一度育てると、その畝は5、6年開けないとうまく出来ないというし、ナス科の野菜も

3、4年開けたほうが良いという。だから、余計、計画的にやってゆかないと、だんだん植える場所が

なくなってしまう。ただ、闇雲にやれば良いというものではないようだ。

       4.21

夜明け前だというのに、外は明るい。まんまる月夜だ。天気も晴れている。時計を見ると、4時を

回っている。ハウスで水を撒いて、家の入り口の藪の草を抜く。サースがはびこって、荒れているので。

月が明るいけれど、ヘッドライトの明かりを頼りに。以前植えたバラが思ったよりも大きくなっている。

今年は花が楽しめそう。明るくなってきたので、ハウス脇にジャガイモを植え付ける作業の続き。

そのあとは、畑のワケギの畝に、里芋を埋め込んでゆく。不耕起栽培だと、前の作物をそのままにして、

次のを植え付けることができる。収量は多少減るかもしれないが、一回ごとに全部を抜いて、耕運機を

入れる必要がないから、かなり省力できる。それに、野菜がタネになるまで置いておけるから、勝手に

来年出てきたりする。今、生えているパクチーなどは増えていたるところに野生化している。花も

白いかすみ草のような可憐さだ。工房の花瓶には春菊の黄色い花が生けられているし。今朝、

スムージーに入れたのは花がつき始めたリーフレタス。ちょっぴりほろ苦いが、栄養はありそうで、

次男も喜んでくれたみたい。

       4.20

近頃、畑にいる時間が増えて来て、本がなかなか進まない。新平家物語もようやく半分まで来たのだが。

朝、4時にはハウスに下りて、ゴソゴソ動き回っている。3年使ったヘッドライトはとうとう出てこず、

新しいのを手に入れて、使い始めた。今朝は、ハウスの外の空いているところに溝を掘って、家で芽が

出た、バレイショを終えてみた。畝も立てないズボラさで、まあ、ダメでもともとというお気楽加減で。

畑も三年目に入って、だんだん自が出て、手抜きの度が進んでいる。こちらの言い方でテゲテゲと

いって、適当ぐらいな意味だと思うが、もうズボラ農法と言えそう。去年収穫したサツマイモも芽が

出始めているので、土に埋け込んで、芽出しを始めた。その茎を埋め込めば、さつま芋畑になると

いうわけ。去年もそれで、思った以上の収穫を得ることができた。次は、そろそろ里芋も植え込ま

ないといけないし、なかなか本を読んでいる暇がなくなってしまった。

       4.19

窯出ししたり、窯づめしたり。忙しいような、そうでもないような。連休が近いから、やるだけは

やっておかないと、どうなるかはわからないけど。世間は外国人ばかり目につくし。工房に来て

くれるお客さんも、ほぼ半々といったところ。おまけに、作品を買ってくれるのは、圧倒的に

外国からのお客さんが多い。一体、日本はどうなってゆくんだろう、これから。新元号の令和で

気がついたのだけど。今読んでいる新平家物語、よく令という言葉が出てくる。これは、はるか

上のお方が、下すお言葉のこと。令旨といって、リョウジと読むらしいのだけど、時の後白河上皇が

平家を倒せと源氏に出したのもこの令旨。なんにしても、総理の語ったところとはだいぶ違っている

ような。大丈夫かなあ、この世の中は。変な令がくだされないと良いのだけど。

       4.18

三島の原型に化粧をかける。三島の仕事の化粧がけは色々やり方があるが、近頃気に入っているのが、

素焼きを終えた後に、化粧をかける方法。生がけといって、柔らかいうちにかけるのが普通だが、

これだと、柔らかい感じはよく出るが、今ひとつ、くっきり感が出しにくい。素焼を終えた後だと、

拭き取るだけで綺麗な柄を出すことができる。ただ、今度は逆にはっきりしすぎて味がなくなりやすい。

そこで、どうしたら、雰囲気のある柄の浮き出しができるか、そこが工夫のしどころ。今日もあれこれ、

試行錯誤を繰り返している。

       4.17

朝、野菜の苗をすべて、ハウスに植え付ける。畑と半々に植えるつもりだったが、まだ夏野菜が残って

いるので、畑の方は、サトイモやサツマイモなど、場所をとるものを植えようと決めた。ただ、

かぼちゃとスイカだけはハウスでは狭すぎるので、ハウスの脇のスペースに植えた。去年もおなじ

所に植えたのだが、長雨で病気が出て、とうとう一つも収穫できなかった。まあ、こればかりは

お天気次第だから、致し方ないが。とりあえず、ホッとして、しばらくは本職の陶芸に専念でき

そうな気がする。気がつけば、連休がすぐそこまで迫っている。宿はどこも満室というから、お客さんも

来てくれるとありがたいのだが。こればかりは、水ものなので、どうなることやら。まあ、できる

だけのことはしたいと思うのだけど。

       4.16

今朝で、ハウスがなんとか元の姿に戻った。思えば、去年の台風以後だから、半年ぶりということになる。

仕事の忙しさもあって、手をつけられず、一時は 廃園になってしまうかなという懸念もあったが、

ビニールも新しくして、なんとか復活することができた。去年は、トマトやナスなど、すべてタネから

育てたが、今年はそこまでは叶わず、苗を買ってきて、育てることにした。ただ、これからの暑さ対策が

まだ思いつかず、また去年の二の前で、次々枯らすことになるかもしれない。それでも、雨で根腐れで

枯れさせる心配はないと思うので、暑さ対策については、去年の轍を踏まないように、考えようと

思っている。野菜作りは、経験の積み重ねだと思うので、一歩一歩前進できれば、良いと思う。

       4.15

朝のうちは、なんとかもっていた空も、予報通り、雨になりました。昨日使っていた、ヘッドランプが、

いくら探しても出てきません。気になると、止まらなくて、結局新しいのを注文しました。畑の開墾に

本当の世話になったので、なんとか探し出したいのですが。昨日は山水が止まって、応急修理では

どうにもならず、半日がかりで、根本的に直したのですが。実はその時にヘッドランプを落としたの

ではと、山の中まで探して、それでも見つからないのです。年をとるとこういうことが多くなるの

ですかねえ。

       4.14

昨日、野菜の種を、いろいろ買ってきたのだが、畑もハウスも全く準備ができてない。今朝も、なんとか、

急がないとと、片付けに追われる。あっちこっちに散らばっている、テープを集めて、買ってきた、

コンテナーにまとめる。気がついたら、いっぱいになっていた。日頃の片付けができてない証拠と

反省する。空がどんよりして、今日は下り坂のようだ。

       4.13

春の陽気に誘われて、街に出る。お土産屋さんへ納品したり、野菜の苗を買ったり、食料品をいろいろ

見繕ったり。昼はお蕎麦やさんでざるそば。冷たいお蕎麦が美味しく感じる季節。道の脇には黄色い

鮮やかな花が咲いて、カミさんが、なんの花だっけ、去年調べたのだけど、忘れてしまったと言って。

忘れてしまったで思い出したのだけど、銀行印をどこかへ仕舞い込んで見つからず、新しいのに

変えたら、先日出てきて、そんな用事もあって、銀行へも立ち寄って、あれこれ用事を済ませて、

帰ってきた。工房で、作業してたら、オーストラリアからのお客さん。近頃は、外国からのお客さんで、

なんとか息をついでいる。時代の変化に戸惑う日々です。

      4.12

風もおさまって、ハウスのビニールもほぼかけ終わる。これで、雨への備えはなんとかできたと思う。

屋久島では、これからの長雨が、野菜作りの大敵で、毎年、根腐れでダメになることが多い。今年も

なんとか、夏に向けての野菜作りに期待が持てそう。魚文小皿とマグカップを削る。

       4.11

強風が吹き荒れる。今年は荒れた天気が多い気がする。東京方面の、桜の花びらに雪が積もった映像が

流れていた。冬のような気温だとか。そんな中でも確実に春がおとづれて、家の庭にはナニワノイバラが

満開で、アマリリスの鮮やかな赤と、競い合っている。昨日、午後来てくれた、スイスからの

お客さんが、また来てくれて、あれこれ買ってくれた。話を聞けばアーティストだとか。今日は、

神社で行われる、太鼓の奉納を見るとのこと。屋久島に連泊して、何か創作のタネを育くんでいる

のだろうか。秋にもまた、やってくるというし。今日の体験には、ドイツからのお客さんもいたし、

あいかわらず、海外からのお客さんが続いている。これは、屋久島に限ったことではないのだと思うが。

       4.10

青空が広がり、風もなく、ハウスのビニール掛けには最適な日和、と思って息子に手伝ってもらい、

ビニールを広げるが、思ったよりも苦戦する。どういうわけか、折りたたまれたビニールが張り付いて

いて、なかなか引っ張っても広がってくれない。上に登って、無理やり、ベリベリと剥がしながら

少しずつ、かぶせてゆく。ところが無風だった空模様が変わって時折突風のような風が吹き出した。

せっかく被せたと思ったら、煽られてタコみたいにバタバタと膨らんでは持ってゆかれる。悪戦苦闘

しつつ、なんとかスプリングで止めるが、破れたり、引っかかって傷ついたりと散々。新しく買った

ばかりというのに。そのままでは何が起こるかわからないので、夕方までかかって、バンドで固定する。

夜から雨になるという予報なので焦りつつ。いやあ、何が起こるかわからないものです。自然が相手

ですから。

       4.9

朝、風が強かったので、ハウスの作業は無理かなと思っていたが、だんだん収まってきたので、

ネット掛けを始める。ビニールの下に張って、雨で水が溜まるのを防ごうと思って。いろいろやって

みたけど、なかなかうまく行かず、苦肉の策として。防風ネットを張った時は、風をもろに受け

止めてしまって、うまくゆかなかったので、少し荒目の漁に使うのを捜した。ところがこれが

いざ張るとなるとあっちこっち引っかかって大変。カミさんに手伝ってもらい、なんとか夕方までに

張り終える。あとは、ビニールを被せれば、とりあえず、完了。こちらは、あまりしっかり留めず、

梅雨のシーズンが終わったら、剥がす予定。去年のように、大きな台風が来たら、また、おおごとに

なりそうなので。そろそろ夏野菜の植え付けの季節がやってくる。はたしてどうなることやら。

       4.8

春本番か。工房の周りの畑からは、草を刈る音が響き、軽トラが何やら運び出している。そう、農作業が

動き出した。今日は、県議会議員選挙の投票日。午前中に投票所へ足を運び、工房では化粧がけ。

せっかくの休日なのに、ちょっとブルー。原因は朝、書いたアンケートらしい。自殺に関するアンケート。

どうせ書かないでしょというかみさんの言葉に、天邪鬼で書き出したのが悪かった。自殺を考えた

ことがありますか?なんて尋ねられて、ありませんなんて書けるか、と思う。どんな人生にだって、

どしゃぶりで、一層死んだ方がまし、なんて思ったことがない人がいるだろうか。もし、自殺について

相談されたら、なんとアドバイスしますか。なんて尋ねられて、どう答えたら良いというのか。

つまらないからやめろというのか。頑張って生きようなんて励ますのか。さりとて、黙って話を

聞いていればそれで良いのか。だいたい、お上が、自殺のついてアンケートをとってどうしようと

いうのか。あまりにも愚かで、答えたことに後悔している。どうしたら、この世の中を、希望を

持って生きられる方向に動かして行けるのか、なんて答えられる人がいるのだろうか。暗い気持ちに

なるから、もう止そう。

        4.7

暖かい、一枚二枚と脱いでゆく。昨日は、あんなに肌寒かったのに。体がなかなかついてゆけない。

朝は、ハウスの修復作業。午前中削り。昨日挽いた鉢がもう削れる。空気が乾燥しているみたい。

午後は素焼きの窯づめ。先月、体験が多かったので、だいぶたまってしまった。頑張って、焼かないと

いけない。

       4.6

朝一番でホームセンターに走る。売り出しのチラシに欲しいものが出ていたから。それも日替わりの

奉仕品となっていたので、早くゆかないとと思って。島の人がよく軽トラの荷台に積んでいる箱。

ちょっとした道具とかを入れておくための。ハウスのビニールを去年の台風の時剥がして、置いて

あった道具や部品などが雨ざらしになっていた。サビたり、濡れてボロボロになったりで、どうにか

しなければと思っていた。早く出たつもりだったが、もう駐車場は満杯。目指す箱も残り3個と

なっていたので、慌てて、買い占める。一緒に土や肥料なども、雨の中積み込んで帰ってくる。

家の裏のさしかけ屋根の下に運び込んだら、雨でぐっしょり。風邪をひきそうなので、重ね着する。

今日は、東京では23度まで上がったそうだから、ここよりもはるかに暖かい。夕方には雨も上がって、

天候は回復に向かうようだ。

       4.5

今朝の、スムージーにはイチゴが加わった。それは、畑で採れたもの。と言っても、去年育てた株から

勝手に出てきたもの。普通、イチゴは前年の親株から出てきた孫づるを、育てるものだという。親株と

子株は、病気を持つので、孫を大切に育てて。収穫用にするとか。うちの畑は、例によって、ほったら

かしていたら、勝手に親も子も死んで、生き残った孫が自分で花をつけ、実になっている。それを

今朝使ったというわけ。半分野生のような、小ぶりのイチゴだが、数つぶ混ぜただけなのに、

香りが良いこと。まさに季節の恵みを感じることができた。そうそう、先日収穫した、ミニトマトは、

現在陽の当たるところで追熟中。なんとか、タネに使えないかと、試験中なのです。

       4.4

日差しが戻ってきて、春の陽気。これで、一気に季節が進みそうな気配。ハウスの修理も一歩ずつ。

今朝は、ビニール抑えの紐を止める、両サイドのパイプの修理。台風の物凄さが最も感じられたところ。

螺旋状の杭を地面にネジ込んでいたのが、根こそぎ引っこ抜かれて、パイプが折れ曲がったり、

引きちぎれたりしてしまった。それを新しいのと取り替えたり、補強したり。なんとか、修理した。

あとは、新しいビニールを注文するところまでなんとかこぎつけた。陶芸の方は、大きめのお皿や

鉢に三島の印を押す作業。思ったよりの捗って、削りまでほぼ終了。ここのところの三島の仕事も、

だいぶ種類が増えてきた。

       4.3

朝からハウスの修理作業をする。台風で煽られて、はずれてしまった補強金具を直していたら、その

金具に蜂が巣をかけ始めていた。まだ、最初の一匹が、小さな巣を。思わず、ペンチでつまんで

落としてしまったが、抵抗も見せず、そのまま地面に落ちてしまった。なんだか、急に可哀想になって、

地面を探したが、もう姿を見せない。あれはミツバチだったか、島の人がシババチと呼ぶ種類だったか、

はっきりとはわからないが、大きな巣になってからよりはと思ってみたり。人と生き物との関わりは、

時に殺生は間逃れないものだけど、ちょっとだけ、胸にチクリとする出来事だった。

       4.2

日から年度が変わる。ラジオから、耳慣れない声が流れてくる。朝、思いついて、ハウスへ行って、

草を抜く。サースがはびこって歩くのも困難。少しずつ抜いてゆくと、土が見えてくる。やりだすと、

どんどん広がってゆくので、止まらなくなる。とうとう、午後遅い時間まで、かかって、ハウスの

中を一通り抜いてしまった。いろいろ珍しいものも出てきた。ミニトマトが真っ赤な実をつけていたし、

唐辛子も真っ赤に生っていた。年を越えて生きていたのだ。ナスもまだ枯れてないし、パパイヤも、

去年タネを蒔いたのが、背丈ほどに育っている。そうだ、今年度の目標は、バック トゥー ザ 

ネイチャーにしようと思いついた。去年、仕事に追われてできなかった、大地とのふれあい。

年の初めに、確か、目標を決めたと思うのだが、年のせいか、すっかり忘れてしまった。だから、

今日立てた、新しい目標、ネイチャーライフを取り戻したいと思っている。

       4.1

工房の山水が止まったので、調べると裏の崖のところが抜けていた。ノリが切れていたので、買いに

ゆくと、在庫切れらしいという。沢山あったのに、水道の組合の人が全部持って行ってしまったらしい

とか。がっかりして戻ってきて、どこかに使いかけがないかと探すが、こういう時に限って見つからない。

接ぎ手も必要なので、もう一度店に行って、事情を話すと、瞬間接着剤でも着くという。それを買って、

修理するが中々難しい。何度か、くっついたかなと思って、水を出すと、圧で抜けてしまう。最後、

紐で結んでどうにか繋いだが、今も水が漏れているから時間の問題だろう。そんなことをして、

午前中は潰れ、崖で無理な姿勢で作業をしたら、膝を痛めるしと、踏んだり蹴ったり。午後は化粧がけを

して、過ごすが、せっかくの日曜日なのに、どうもくたびれ損という感じ。明日からは月も変わるし、

年度も変わるし、流れも変わると良いなあと思うのだけど。

       3.31

今日も結構頑張った。本焼の窯だし。片口の口作り。カップの把手付け。裏の削りとみっちり仕事を

した。あまり、物ごとをを考えず、ひたすら手を動かして、残るのは心地よい疲労。あとは、畑仕事と

庭仕事にもう少し時間を取れれば言うことなし。毎日、やることがあって、なんとか糊口を凌げれば

良いのだと思う。

       3.30

radikoでラジオ放送を聴くようになって、ずっと楽しみにしていた、デイキャッチという番組が

今日で終わってしまった。24年間続いていた報道番組で、日替わりで登場するコメンテーターが

独自の視点で日々のニュースを分析してくれる。もちろん納得することも多いが、時には首をひねる

こともある。しかし、自分はこう考えるという自身立ち位置を確認することができる大事な時間に

なっていた。近頃のテレビのくだらなさと、公共放送の偏向から、ほとんど見る気が失せてしまい、

新聞は地元の巨大新聞社が独占して、内容はないし、雑誌類も、ネットで目を通しても、まっとうな

記事が少なく、ネットのニュースも、他のメディアの切り取りばかりだし、一体どこから情報

を集めたら良いのかと途方に暮れてしまう。そんな中での唯一のまともな情報源がなくなって

しまったことに虚しさを感じている。こんな離島の片隅で、ひっそりと暮らしていると、何か拠り所

になる、窓口は欲しいものなのだが。今は、歴史小説からしか学ぶべきものはないのだろうか、

古きを訪ねて新しきを知るというような。

       3.29

夜半からの雨も、上がって、午後にかけて日差しも見えてきた。一日、昨日戻した茶碗に三島の模様を

押してゆく。ひたすら、細かい印文で埋め尽くす作業は、頭を空にして無心で望むので時間を忘れる。

3月ももうすぐ終わって、次の年度へと変わってゆく。ラジオの番組も、聞き慣れた声が今日で終わりと、

流れてくると、ちょっと寂しい気にもなってくる。あと何日かすると新元号も発表だとか。次の時代が

どんな風に変わってゆくのか。あれこれと想いを馳せずにいられない。

       3.28

夜中の風と、乾燥で、昨日の夕方挽いた茶碗が白く乾いていた。ちょっと油断していた。三島用に

作ったので、どうしようもないので、濡れ雑巾をかぶせて、戻すことにした。三島の仕事で大切なのは、

乾き具合の調整。乾きすぎてはもちろんダメだが、柔らかすぎても、綺麗な印は押せない。それから、

化粧をかけるタイミングも難しい。どうやったら、三島の柄が綺麗に出るか。それにあまり綺麗すぎても、

いけない。いい感じでかすれるような、味のある雰囲気が出したい。この辺になると、もう好みの

問題になるが。

       3.27

猫のオブジェを新しく作ろうと思うのだけど、これがなかなか上手くゆかない。ありきたりの、どこかで

見たようなのは面白くないから、なんとかオリジナルの形にできないかと、あれこれ試すのだが、昨日、

石膏で原型を作って、いくつかやって見たのだけど、どうも猫というより犬にしか見えない。以前、

犬を作った時は、猫にしか見えなくて困ったのだが、いやあ、造形力ないなあと我ながら情けなくなる。

息子に見せたら、まず猫への愛情が感じられないと言われてしまうし。確かに、以前飼っていた猫は、

全く懐いてくれず、姿を見ると逃げるしまつ。かみさんにはあれほど懐いていたのに。まあ、新築した

ばかりの家に爪を立てて、家中の柱をガリガリにされたのだから。そんな中で猫で売れそうなものが

できないかと、さもしい気持ちだから、ろくなものができないのは当たり前か。

       3.26

我が家の朝は、まず犬の散歩。いつもの40分ほどのコースを回って、帰るとスムージー作り。小松菜か

畑で採れた青物野菜、それにタンカンを絞って、リンゴとバナナを加える。それから、シャワーを浴びて、

朝食。朝の食事は、家族それぞれで。息子は納豆、カミさんはパンが好き。そして毎日大根おろしが

我が定番。畑から抜いてきたのを山盛りご飯にかけて食べる。大根は、一袋タネを蒔いたら、出来すぎて

今でもとても追いつかないほど生っている。去年はせっせと干し大根にしたが、それも食べきれずに

まだ残っているから、今年はやめて、そろそろ時期が終わったら、あとは花になるのに任せるつもり。

うちの畑は、そろそろ、野菜の花でいっぱい。菜っ葉の黄色い花、パクチーの白い花、パセリも

花になっているし、そのうちにどれもタネになって勝手に落ちダネになりそう。そうしてまた、

来年どこかで、次の命を育んでくれれば良いと思う。そろそろ、次の春植え野菜をどうするか、

考え始めている。

       3.25

吉川英治の私本太平記を読み終える。完全に引き込まれての一気読み。これほど夢中で読むとは。

三作ぶっ続けで。三国志 新水滸伝 私本太平記と。実はあの時代のことよく知らなかったのですね。

北条氏から足利幕府へと変わる時代を。尊氏がどんな人物だったのか、新田義貞、楠木正成、後醍醐

天皇というような時代を彩った男たちのことを。あの時代を生きた兼好法師、徒然草の時代だった

ことも。現代の75年続く平和の時代。幸いに団塊と呼ばれる戦後生まれの世代をすごしてきた、

戦争を知らない世代、これからも平和が続いてくれることを祈っているが、この国では、果てしない

戦いの歴史が繰り広げられていたということ、忘れてはいけないことだと思うのです。次に、

「新平家物語」を読み始める。

       3.24

この春は、穏やかな日が少ない。雨が降る、風が吹く。それも激しく。彼岸を過ぎたのに、肌寒く、

風が唸っている。それに、体に何が起きたのか、頭の中で絶えず音がなっている。金属質のような、

セミの鳴き声のような。これは去年からずっと続いているのだが。仕事を頑張り過ぎて、疲労が

原因だろうと思っていたが、ここへきて、それほど忙しくなくなっても、一向音は消えない。

歳のせいだろう、なんとか慣れればと、気にしないように過ごしているが、時に煩わしくもなる。

息子は一度耳鼻科へ行ってみたらというのだが。今の所は、腰をあげる気にもなれない。もう一つ、

近頃どうも耳が悪くなった気がする。一つには頭の中で鳴っている音が聴覚を邪魔しているのだと

思うが。これも、歳のせいだろうか。まあ、受け止めて行くしかないのだと思う。

       3.23

ほとんど引きこもりなのに、一度出ると続くようで、今週2度目の外出をしました。今日は納品と

買い物。春の観光シーズンということで、土産店に行ったり、ホテルの棚卸しをしたり、午後には

体験の予約が入っていたので、あまりゆっくりもできず、バタバタと買い物をして戻ってきました。

スーパーで、黒いスーツを着た家族連れを見かけて、今日が卒業式と知りました。小学校や中学校に

子供たちが通っていた遥か昔が思い出されて、懐かしい記憶が蘇りました。帰りの車から、ある1本の

桜の木が満開に花を咲かせているのを見かけました。枝ぶりも見事で、なぜあの木だけが満開だった

のかと不思議な気持ちになりました。おそらく、特別な品種なのでしょう。桜は、なぜか華やかな

気持ちと裏腹に儚げな、妙にしんとした、無常感のような気分を呼び起こしてくれます。車の中で、

鳴っていた桜坂の曲がしみて着ました。その曲は福山雅治でなく加藤登紀子が歌っっていたのですが。

       3.22

暑かったあ、汗ばむような陽気、初夏と言っても良いような。春分の日ですもんねえ。一日、なんだか

バタバタして、何していたやら。窯の仕事に、家の道の側溝にたまった落ち葉や泥をすくったり。

お客さんの相手だったり、なんせ、春の人事異動の時期ですから。それに納品の準備と、ただただ、

工房をウロウロ。気が付いたら、もう一日が過ぎていって、まさに貧乏暇なしです。

       3.21

夜中に何度も、目を覚まして、本を読んでいたのでどうも寝不足。それに風邪気味か、体がゾクゾクする。

それが、午後になると急に気温が上がって、今度は体がぽっぽする。そんな中、手びねり体験を教える。

だいぶ間が空いて、なかなか手順が悪くてバタバタする。なんとか無事終わって、がっくり。まだまだ、

いつもの生活には戻れないらしい。去年、忙しくてほとんど体験を休んでいたから。なんとか、復帰

しないといけない。

       3.20

朝から病院。3ヶ月ごとの定期健診。特別、混んでいたようで、看護師さんが走り回っている。待合所の

椅子も満席状態。ずいぶん待たされるが、キンドルがあるので退屈はしない。結果は異常なし。ただ、

薬局でも待たされる。そのあと、野暮用で銀行を2軒回る。事務的なことで、何枚も書類を書かされる。

待ち時間も長くて、昼過ぎまでかかる。家に戻ったら、今度は探し物。それから、税務署に提出した、

確定申告に不備があったと書類が届いて、カミさんが電話で問い合わせる。結果は大した問題ではなく

一安心。なんとも、疲れる一日。体の疲れなら心地よいのだが、今日の疲れは、別。普段、ほとんど

引きこもりのおじいさんには、きつすぎる一日となった。

       3.19

今日は、春の彼岸の入りらしい。暑さ寒さも彼岸までというから、この寒の戻りもいよいよ、抜けそうな

気配。それにしても、寒いので、今日は体験工房で、荷造りをしたので、暖房を入れてしまった。

真冬よりも、今の方が耐えられないのは、心の持ちようだろうか。もう春なのにというついつい緩んだ、

心が堪え性を無くさせているのかもしれない。今読んでいる私本太平記も半ばを過ぎて、話はいよいよ

北条と足利との戦いへと入ってきた。天下を目指して、一癖も二癖もある男たちが、あの手この手と

策を練って、戦ってゆく。面白くて、ついつい時間を忘れて、夜中まで夢中で読まされている。

少年の頃読んだ、宮本武蔵の、剣の道を極めるために、ひたすら純粋に道を歩んだ話とは、あまりに

違った、世の中の裏の裏を読み合う、熾烈な争いを実に見事に描きあげて、まさに筆の達人という趣に、

ついつい弄ばれている気がする。吉川英治という書き手の手のひらに乗せられる心地よさに心を

踊らされているようだ。

       3.18

次の猫シリーズを作るための、スケッチを描く。前に作ったのより、擬人化しようと思うのだが、

どこまでやるか。体は人間で、顔だけ猫だったり、猫だけど、立って歩くような設定にするか、

それとも、完全に招き猫の派生系にするか。これは、いわゆるコンセプトづくりというわけ。あとは

大きさ。大きければ時間がかかるというわけでもないし、小さくたって、作るのに手間がかかるもの

もある。だけど、売りやすい大きさ、価格もあるし、かといって、売れ線を狙うと、品がなくなる。

焼き上がりの色、技法、窯詰法と考えればきりがない。アイデアから、最後の焼き上げまで、簡単には

ゆかないものだと思う。ましてや、ある程度のグレードを目指すとなると。

       3.17

三月も、気がつけば折り返し。今年は、いつにも増して、日が過ぎるスピードが増している気がする。

今朝は、まず看板の修理から。ここ数日の強風で工房への道にある、看板が落ちてしまった。あの台風でも

大丈夫だったのに。街灯用の円柱に楔で止めてあったのが、なぜか落ちてしまった。調べてみると、

破損はなく、ただ楔が緩んで取れたらしい。ハンマーで楔を叩き込んで、取り付け直す。県道沿いの

方は、大丈夫みたい。そこで去年、作った、招き猫が素焼きで粉々に割れてしまったことを思い出す。

もう一度作り直そうかと、急に思いたつ。近頃、猫ものを作っていることだし、再挑戦も良いのではと。

       3.16

寒い!。昼間の気温が12度。この時期にしては、冷え込んでいる。今週は、ほぼ一人で、朝の散歩を

しているのだけど、家を出るときはほんの小ぶりだったのに、途中から結構降りが強くなって、犬を

傘の下に引き入れて、急ぎ足で帰ってきた。朝から、濡れると、惨めな気分になる。昨日どこかで

ぶつけたらしく、手の指、薬指が紫色に腫れていて、なぜか指先が痺れて、感覚がおかしい。

カミさんも調子を崩して、何日か寝込んでいたり、次男も熱を出したりと、ここにきて、我が家は

ちょっと、湿り気味。まあ、良い時もあれば悪い時もあるが。一日、ぐい呑みに印判を押す。無心で

押していると、余計なことが頭から消えてくれるからありがたい。

       3.15

ハウス関係の作業をして、体験作品の仕上げを済まして、午後はろくろに向かう。三島のぐい呑の

原形作り。ちょっと、離れていたろくろ作業。それに、三島の仕事にもだいぶ間が空いた。化粧との

相性が悪く離れていたが、だいぶ乗りも良くなったので、ここらで再挑戦する。剥がれずに行けると

良いのだが。

       3.14

今日も風が強い。西高東低の天気図。今朝の、ニュースで、コカインで捕まった話でびっくりした。

ラジオで、毎週聴いていたから、radikoで東京の番組が聴くことができるようになって、随分、

身近に感じていたから。日々、いろいろな、ニュースが流れて、例えば、現総理が4期目の可能性が

あるとか。まさに、寝耳に水とはいうけれど。人は決まり事を守って生きるべきものと思っていたら、

そういうことも、力があれば好きにできるということだろうか。いろいろ考えさせられることばかりだ。

       3.13

月末〆切の仕事の、包装を始める。しかし、箱の在庫が足りず急ぎ注文する。半分ほど箱詰めを終えて、

包装紙も切れていたので、こちらも急ぎ注文を出す。昨日、新水滸伝を読み終え、続き、私本太平記を

読み始める。時は、平家が滅び源氏から北条の執権政治が行き詰った頃、若き日の足利尊氏が・・・と

いうような話らしい。舞台は中国から日本へ。あの時代のことはほとんど知識がなかった。

これからが楽しみ。

       3.12

風が強い。空を切り裂いているようなゴーゴーとした唸り。だから体感も寒く感じる。桜が咲いて、

ツツジも花を着けているというのに。一日中荷造り。体験の作品を送りに郵便局へゆく。送り先は中国。

中国にはいつもの送り状と別に、インボイスというのを書かなければいけない。これが結構面倒臭い。

全てローマ字で、書けという。以前にシンガポールに送ったときは船便の会社が変わって書いてくれた。

それでも、何度か、確認の電話が入ったが、その意味がよくわかった。多分、初めから、悪いことを

しようと、狙っている人たちも多いのだろう。取り締まる側も必死なのだと思う。

       3.11

にワサワサしてきた。人の出入り、それに電話も何本もかかってきて、春で人が動き出したのだ

ろうか。そんな中、猫のオブジェをなんとか作り終える。結構苦戦した。これほど手間取るとは。

次に作るときは、要領もわかったので、もう少しスムーズにできそうだが、果たしてそういうことに

なるか。やはり、焼き物で食っているからには、売れてくれないと。売れないとしても、せめて、

興味を持ってくれる人が現れないことには。独りよがりと言われてしまうから。

       3.10

猫のオブジェの仕上げ。今作っているのは空飛ぶ猫。猫が空を飛ぶかという話なのだけど、まあ、

木から飛び降りるとかジャンプぐらいなら、よくみかけるけど、鳥じゃあるまいし、飛ぶわけは

ありません。でも、今や、ペットブーム、犬や猫のオブジェは世の中に溢れています。だから、

作ろうとすると、どこかで見たようなものにどうしてもなってしまいます。それじゃあ、つまらないと、

飛ばしてみました。しかし、オブジェを浮かすためには、上から吊るすか、針金か何かで、下から

支えるしかありません。そして、見た感じ浮いてるように表現する。これがなかなか手間がかかって、

20個ほどを組み立てるのに、一日で終わりませんでした。まあ、手間を考えていたら、この仕事は

できませんけど。それに、手作りオブジェといっても、そんなに高い値段はつけられませんから。

その辺は、器を作るより、楽しめたから、あとは、もうおまけみたいなもので良いのです。それに、

こういうものは使うものではありませんから、なかなか売れないんですよねえ。まさに、自己満足の

世界でしょうか。明日中には、なんとか作り終えたいのもと思っています。

       3.9

気持ちの良い青空に風もおさまり、ハウスの屋根に登って、ビニールをひっぱがす。去年の台風で

めくり上げてからそのままにして、雨であっちこっちに水が溜まって、水の重さで、パイプがへしゃげて、

変形してきたので、ビニールに穴を開けて水を抜いたら、今度は大風で、ハウスが持ってかれそうに

なって、ようやく今朝、引き摺り下ろしたのです。ほぼ半年使っただけで、終わってしまった命、

短かったけど、ハウスが潰れなかっただけでもよかったと考えて、次に向かって、アイデアを

練っているところ。あとは、畑周りの草払いを夕方までやる。いきなりのハードな仕事で、もう足元が

ヨロヨロ。ふーっ、くたびれたあー。まあ、明日は工房で、細かい作業の予定なので、疲れも取れて

くれると思います。

       3.8

ネコを窯出しする。ちょっと、イメージょとは違ったかなあ。まあ、今更しかたないことだけど。

久々の体験も入って、ぼちぼち、動き出した気がする。昨日の大雨の次は、大風が吹く。ハウスが

ひどいことになっている、忙しさにかまけて放っておいたので。なんとかしないといけない。明日は

外仕事になりそう。

       3.7

よく降りますねえ。春に三日の晴れ間なしと言いますが。おまけに、船も欠航です。昨日やり残した

釉薬掛けの続きをして、工房を片付けて、あとはスプーンの絵付けです。スプーンの化粧掛けは、

全面にかける必要があって、洗濯バサミでぶら下げて乾かすのですが、少し柔らかかったみたいで、

洗濯バサミが食い込んで変形したのが出てしまいました。乾きすぎると、化粧が剥がれ、柔らかいと

潰れるし、加減が難しく、苦労してます。もう少し、挟む力が弱い洗濯バサミがあると良いのですが。

       3.6

窯詰めしてみると、オブジェの効率の悪いこと。手が飛び出したり、頭の先が邪魔したり、予定していた

半分も入らなかった。空間はガラガラに空いているのだけど。釉薬をかけているから、重ねるわけにも

ゆかないし。焼締〆だったら、どんどん重ねても大丈夫なのだが。そんなわけで、予定していた1回の

窯ではとても入りきらず、連続してもう一度本焼きすることにする。だから、昨日から、ずっと窯づめと

釉薬掛け。オブジェは縦では入らず、図らずも横に寝かして窯に入れる。昼休みも返上して仕事を

してたので、夕方にはぼーっとなってしまいました。

       3.5

風が強い。朝の散歩の帰り道、向かい風に吹き飛ばされそうだった。暖かいのに、この風。まさに

春の嵐という感じ。スプーンの化粧がけの続きと、釉薬がけ。猫カップと猫の箸置き。猫ものを中心に、

カップやご飯茶碗なども。素焼きの上に、いろいろな化粧を掛け合わせて、最後に釉薬をかける。

結構手間がかかる仕事。近頃、こういう細かくて手間のかかる仕事はあまりしてこなかった。

オブジェといえば1メートル近い大きなものを作っていた。だけど、実は、手のひらに乗るような

小さいものが得意だったりする。今回は、型は使わず、すべて手作り。だから、同じものは二つと

無い。色も全て違うように、だから、時間もかかるのだが。明日は風もおさまってくれると良いのだが。

       3.4

水滸伝は、三国志とはだいぶ趣が違う。三国志の方は、漢の国が衰え、次の魏呉蜀の三國の衰亡を

追った物語だった。後半は、特に諸葛孔明が中心に描かれていた。男の戦いがテーマと思うが、

水滸伝は、北宋末期、乱れた世に現れた108人の豪傑が梁山泊に集まり、官と対立してゆく物語。

一つ一つの逸話が、男女であったり、金であったり、人間の欲望が赤裸々に描かれて、講談調の

人情話も多い。特に吉川英治の新水滸伝は、執筆途中で亡くなってしまったこともあって、完結して

ないということだが、くだけた表現と相まって、人間の愚かさといったものをユーモラスに描いている。

これまで、電子版をタブレットで読んでいたが、キンドルが届いたので、今日からそちらで読み始めた。

       3.3

スプーンを作り直す。化粧が剥がれてしまったので。1からやり直すのは、しんどいが。原因は

いくつか考えられるが、追求は後にして、とりあえず、次は化粧を変えてみることにする。小さい

割には、手間がかかるので、失敗するとダメージが残るが。一日やると、ずいぶんできるもので、

失敗を繰り返したくないと思う。ここのところ雨が多く、作品がなかなか乾いてくれない。昨日と

今日とでは、ほとんど変化がない。これからは湿度との戦いになりそう。

       3.2

ここのところ、どうも仕事が停滞気味。お葬式があったり、かみさんのさがしものに付き合ったり、

今日は作ったスプーンの化粧が剥がれて、全て土に戻したりと、停滞というより後戻りしている気が

する。だいぶ暖かくなって、もうそろそろ良いかなと、薪ストーブの煙突を外して、体験工房の前の

ベランダの修理をする。以前にシロアリにやられて、雨の降り込みと相まって、柱が腐って、床が

落ちそうになっていた。お客さんが怪我でもしたら大ごとなので、腐った柱を取り除き、代わりの

柱を継ぎ足して、なんとか傾いていた床をまっすぐにする。あとは建材屋さんで材料を買ってこないと、

出来ないので、とりあえず骨組みだけの修理だったが。それでも、傾いた床が平らになっただけでも、

気持ちが落ち着くから不思議。仕事とは関係ないが、吉川英治の三国志、全12巻を読み終える。

時空を超えてはるか遠い旅をしてきたような気分。あの時代を生きた、劉邦や諸葛孔明などの生き様が

活写されていて、一気読みだった。思えば日本では卑弥呼の時代。未だにどこにあったのかさえ、

論争しているというのに、あちらではあのような戦いが繰り広げられていたということに驚かされる。

それと、現代でも同じだと思うが、戦争によって文明が発展するという皮肉にも、考えさせられる。

いつの時代も、人の営みは繰り返すものだ痛感させられる。続いて、新水滸伝を読み始める。

       3.1

 

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