陶芸 屋久島日記

今日も雨模様で散歩は見合わせて、早朝から昨日もらった、タンカンを絞ってジュースにする。

今年は去年よりもたくさんいただいて、冷凍庫に収まるのか心配だが、新鮮なうちに絞ってしまわないと、

この暖かさなので、痛むのも早そう。お世話になっている人にも送ることができて、ホッとする。

昨日挽いたカップに持ち手をつけて、その上にネコを乗せて、ネコカップを作る。昔はよく作って

いたが、ひさしぶり。うまく焼ければ、来月、有田の友人が開くネコ展に送ろうと思っている。

       2.22

茶碗を削って、カップの原型を挽いて、タンカンを近所の農家さんから運んでくる。ジュース用も

沢山もらったから、傷む前に絞らなければならない。畑には大根が早く抜いてと待ってるし、ハウスの

屋根も掛け変えないといけないし、やることが多過ぎて、何から手をつけたらよいのやら。三国志にも

夢中だし、キンドルで読むと読み終わるまでの平均時間が出ていて、6時間ぐらいらしいから、

今の所一日1冊のペースだから、そのぐらいの時間は読んでいるらしい。もう9巻目だから、あと

わずか、次は水滸伝を読もうかと思うのだけど。

       2.21

農機具の展示会があるというので、行ってみようと、チラシを見ると、島の北側、1時間近くかかる

ところでの開催だった。すぐ近くにある農機具センターとばかり思っていたので、ちょっと考えるが、

どうしても欲しいものがあって、出かけることにした。目当ては、高枝切りチェンソー。実はネットで

いくら探しても、販売終了で売ってないものが、なぜか、チラシには載っていたので。話を聞いて見ると、

処分品をまとめて仕入れて、特別価格での販売だという。家の周りの防風林の枝を切るのに、どうしても

欲しかったものだから。30分ほど、待って、組み立ててもらって帰ってくる。午後は、昨日挽いた

片口を仕上げる。朝から風が強かったので、乾き過ぎてしまって、水で戻しながら、なんとか仕上げ

まで終える。もう、木々の新芽が芽吹き始めているから、剪定は急がなければと思っている。

       2.20

むわっとするような、生暖かい空気。雨が降っている。午後になると、雨も上がって、風が吹き荒れる。

どうやら、春一番の様相。昨日の晩、来客があって、食べ過ぎたらしく、朝食を抜く。ろくろに

向かって、一日、作業するが、もう一つ乗らない。それでも、茶碗と片口、それに猪口を挽く。

       2.19

家のすぐ脇に一本の松の木がある。家を建てた時には、庭木にちょうど良いので切らずに残して

おいた。あれから19年。気が付いたら屋根を超えるような大木になっていた。それが、去年、松食い虫で

枯れてしまった。どうにかしなければと、思うのだが、なかなか妙案が見つからない。あまりに家と

接近しすぎて、切り倒すにしても、ちょっと方向を間違えると、家を損傷しそうなので。近頃見上げては

どうしたものかと考えている。すると、昨日、顔見知りの人が他の人と話をするのが聞こえてきた。

なにやら、最近大きな松の木を切り倒したとのこと。彼も、同じように、なんとかしなければと

悩んでいたらしい。そこで、ワイヤーを使って、引っ張りながら切る方法があることを知って、

その機械を手に入れて、自分でやろうと思ったのだが、結局はプロの山師に頼んで切ってもらったと

いう話。そうか、そういう道具があるのか、こいつは良い話を聞いたぞと思ったわけです。もちろん、

自分でやるつもりですが、道具を使えばなんとかなりそうだということがわかっただけで、ひとつ、

前進した気がしています。なんとか、台風シーズン前にはやっつけたいなと思っているのです。

       2.18

春の大祭ということで、班長への呼び出しがかかって、朝から出かける。大祭というのは、

春と秋にあって、春は集落の五穀豊穣を秋は収穫に感謝の神事ということだと思う。神主さんを

呼んでお祓いしてもらうための、しめ縄づくりが今日の作業らしい。藁を整えて、みんなで縄を

なってゆく。初めて参加したが、慣れた人たちが、それぞれの祠の大きさに合わせて、作ってゆく。

こういう作業は、手がかかるから大勢でやらないと、上手くゆかない。集落の力を合わせて、初めて

できることなのだと理解できる。あいにく、用事で途中で帰ってきたのだが、祠に取り付けるまでを

行なって、お祭りが始められるということらしい。

       2.17

シンガポールから連絡が入って、器は無事だったとのこと。一つだけ、誤っって落として割って

しまったということだが、それ以外には問題なかったらしい。これで、本当に、全てが終わった

気がする。ただ、本当の戦いはこれから始まるわけで、料理が盛り付けられて、初めて評価が

定まるものだから。こちらとしても、すでに、ああしておけばよかったとか、もう少し時間が

あったらとか、色々反省もしている。どんなものでも、常に満点の仕事などあり得ないことだが、

なんとか、自己評価で、合格点を上げることができるかどうか。なんにしても、全てはこれからだと思う。

       2.16

気分転換も兼ねて、買い物に出る。ホームセンターの売り出し日でもあり、ちょっと欲しいものも

あったから。いつもながら、売り出しとなると大変な混雑。カミさんも何か欲しいものがあるらしく、

別れて買い物。ついつい、嬉しくなって、余計なものまで手を出してしまう。まっ、いいか、腐る

ものでもないし、いやいや腐らないけど、錆びるものだった。もう一軒、別のホームセンターにも

寄って、必要なものをゲット。まだ、おぼろげなイメージしかできてないが、きっと必要になると

思って。工房には、結構そういうものが溢れている。いざという時、役だちそうだという理由で

集めたものが。まあ、引き出しは多い方が、良いに決まっている。

       2.15

今、タブレットで吉川英治の三国志を読んでいる。夢中で、休憩時間も夜も目が覚めている空き

時間はずっと。5巻まで進んでいるが、読み終わって次の巻ををダウンロードするときに苦労している。

実はシステムがよくわかっていない。今朝、カミさんから教えてもらって、キンドルのストアーへ

行って、作品名で検索して、ゼロ円で買うというところをクリック。すると、お買い上げありがとう

ございますと出てくる。ここがわからない。タダなのに、こちらがありがとうございますと言いたい

ところなのに。著作権が切れているからというのだけど。それと、月々幾らかの料金を払っている

ようなので、決してタダではないのだと思うが。それでも、同じ本なのに、出版社によって、値段が違う。

これがまたわからない。こんなことにも、慣れてしまうと、当たり前のように使えるようになるの

だろうか。だいたい、インターネットの仕組みだって、理屈としては、少しはわかるが、本当のところは

全く理解していない。タブレットで、指を広げたり閉じたりで、文字や画像が大きくなったり小さく

なったり。これだって、全くわからない。全てわかって使っている人がどれだけいるのだろうか。ただ、

そういうものだということで、無理やり納得させて、便利だからと、使っているのだろう。まともに

考えたら、わからないことばかりになってしまった。

       2.14

ようやく、シンガポールから焼き物が届いたと連絡が入りました。オブジェを一つだけ出して

みたそうで、気に入ってもらえたようです。ただ、器の方は、あちらの都合で来週になりそうとのこと。

何にしても、どうやら無事のようで一安心です。仕事は朝からカップにスリップを施し、午後は

お茶碗のろくろ作業です。時間は刻々進んでゆきます。一つ一つやってゆかないと、あっという間に

時間切れになりそうです。

      2.13

午前中、釉薬掛けと窯づめ。午後はスリップウェアーのカップの成形。いずれも、三月納期の仕事です。

大体、今月中には、溜まっていた注文仕事もなんとかクリアーしそう。そうしたら、しばらく、自由に

いろいろ作れそうだし、庭仕事にも精を出せそう。ここにきてぼちぼち、体験も入って、昨日は現在

フランスで靴職人をやっているというひとり旅の若者に轆轤を指導した。彼がいうには、ゆくゆくは

畑もやりたい、もちろん目標は自然農法だという。典型的な、手作り、自然回帰派。なんだか、

自分の若い頃を思い出した。あの頃は、やたら理想を口走って,突っかかってばかりいた。それでも、

周りの大人は、暖かく見つめてくれた。だから、今は、立場変わって、少々の生意気さも、許すことが

できる。それだけ、年取ったということかな。まだまだ、負けずに突っ張っても良いのかもしれないけど。

       2.12

屋久島から、有田に移った友人から、かみさんにラインで連絡が来て、今度猫の展示をするから

出さないかとのこと。奥さんは磁器、旦那は木工や絵、それに張り子と多彩な制作をしている。

近頃は猫グッズを多く手がけているらしく、今回は自分で企画したらしい。早速、調べてみると、

展示場の置場の奥から、招き猫やら、箸置きやら、それにオブジェまで、結構出てくる。どれも、

作ってはみたものの、ほとんど人の目に触れることなく、しまいこんでたものばかり。この際だから、

日の目を見せてあげようと、出品の連絡をしてもらった。今はそれほど忙しくはないし、まだ、

1ヶ月近くあるし、せっかくだし、何かもう少し作ってみようかと思い始めた。去年は、道沿いの

看板の横に置こうと巨大な招き猫を作ったが、素焼きの時に粉々になってしまった。その片割れが、

まだ、工房の片隅に置いてあるが、あんな大きなもの、送られても困るだろうから、もう少し、

小さい何かが良いだろう。まだ時間もあるから、ぼちぼち考えてみようかと思う。ちょっと、

しばらくアクセサリーはお休みになりそうだけど。

       2.11

本焼の窯だし。今回は注文の仕事で割と安定して、ほぼ失敗なくできた。ただ、ビーズをいくつか、

実験を兼ねて焼いてみたが、思った色が出てくれない。ちょっと、がっかり。それでも、離れで、

いろいろアクセサリー作りのトレーニングをする。ワイヤーワークと、半田付けを組み合わせて。

いろいろ材料を試しているのだが、なかなか上手くゆかない。これは、かなり手ごわいぞと、腰を

据えないとダメだと、わかった。まともなものができるまでには2、3年かかるかも。以前、ロウ付けの

真似事もやってみたが、半田付けも難しい。なめていたみたい。熱を使う仕事といっても、陶芸とは、

勝手が違う。日暮れて道遠し。

       2.10

寒いですね。まあ、この時期としては普通なのだと思いますが、これまでが暖かすぎたのでしょう。

今日は、朝から体験をやりました。中国からのお客様。今、あちらは春節のお休みで、屋久島にも来て

くれたようです。言葉は、お互いブロークンな英語です。若いカップルで、轆轤と手びねりでした。

最初は、なかなか大変でしたが、だんだん慣れてくると、結構楽しい時間が過ごせたと思います。

ただ、終わって、送り出したら、どっと疲れが出て、あと何もやる気が起きなくて、タブレットで

三国志を読んでいました。今、吉川英治の三国志にはまっています。キンドルで無料で読めるので。

以前、三国志演義を読んでいたのですが、実は半分ぐらいした理解してなかったことがわかりました。

読みやすいので、ついつい夢中になっています。

       2.9

朝、トイレに立った帰り、突然頭に激しいショック。音の大きさに、驚いたかみさんと、二階からは

息子が飛んできました。こっちは、ただ呆然と立ち尽くしていました。真っ暗な中、廊下の脇の柱に

見事、鉢合わせしたのでした。明かりをつけずに行ったのがまずかったようです。しかし、音の割に

ダメージは少なかったようで、コブも出来てません。もしかしたら、こういうのって、音が大きい方が

良かったのかも、案外鈍い音だと、後遺症が残ったのかもしれません。まさに、災難は油断した時に

訪れるもののようです。本焼きの窯づめをして、次の本焼きの準備です。こんなに真面目に、

仕事しているのに、どうして、天はバチを当てるようなことをするのでしょうか。子供の頃に、

遊びに夢中になっていて、しょっちゅう柱に激突したものでした。そうすると、近くにいた叔母が

必ず言う言葉がありました。「久しぶりだよ、柱に頭。会いた(アッ痛)かったと目に涙」

       2.8

工房は、一人だったので、釉薬を作り足して、それも5種類だから、半日がかり。昼前に大きなミス。

緑色を出す顔料をなぜか、赤い釉薬に入れてしまい、あっと思った時には時既に遅し。大慌てで

すくい取ったが、かなり混ざってしまった。よりによって補色だもの。もう、一か八か焼いてみる

しかないのだけれど。年のせいにはしたくないから、いろいろ考え事をしながらやっていて、要するに

集中力が足りなかったのです。近頃、こういうミスが多くてやんなっちゃう。午後は釉薬がけ。

注文品ばかりだから、冒険はできず、ただただ、間違いのないようにと、ラジオもかけずに頑張った

のでありました。

       2.7

雨で、散歩も畑も諦めて、本職に励みました。素焼きの窯出しをして、次の素焼きにための窯詰です。

そのあとは、釉抜きをして釉薬がけ。一日、しっかり、働きました。だんだん、青空が広がって、

一枚また一枚と脱いで、とうとう、シャツで仕事をしました。本当に、このまま春になるのでしょうか。

       2.6

昨日に続いて、朝から外作業。ハウスの脇の木の枝うち。先日、手に入れた剪定用のはしごを使って。

このはしご、一本の棒に左右に交互の踏み段がついていて、下のとんがった先を土に突き刺して登る

ようになっている。ちょうど、細い電信柱に登るような感じ。慣れないとちょっと怖いが、普通の

はしごよりも機動性があり、安定も良さそう。ところが、降りるときが怖い。つい普通のはしごの

癖で踏ん張っている方と同じ高さにもう片方の足を置こうとして、慌てる。何度か、踏み外しそうに

なる。慣れるまで、恐ろしくて、とりあえず、手ノコで切るが、どうしても無理そうな太い枝を、

最後はチェンソーで切る。ちょっと腰が引けていたのだろうか、つい慌ててしまって、チェンソーの

刃を噛み込ませてしまった。焦ったこと。一旦、チェンソーから手を離して、手ノコに持ち替えて、

必死に反対側から切り込んで、それでも。抜けないので、はしごの上の方に上がって、小さい枝を

一本ずつ切り落として、軽くしておいて、揺すって、食い込んだところをずらしてなんとか外す

ことができた。絶対やっちゃあいけないことをやってしまった。誰か人がいれば助けてもらえたの

だろうが、つい焦ってしまった。もう大汗でした。そして、午後もハウス周りを片付ける。ほぼ

一日、外で動き回りました。良い汗かきましたから、今夜はよく眠れそうです。

       2.5

今朝、ふと気が向いて、草払い機を持って外に出た。何処も草だらけなので、とりあえずと、道路際

から刈り始める。ちょっと動くと汗が滴り落ちて、気持ちが良い。だんだんハウスの脇の方へと進んで

ゆく。ずいぶん長いこと、外で体を動かしてなかったと思う。それでもなんとか、畑に野菜ができて

いるから不思議だけど。燃料タンクが空になるまで1時間ほど、すっかり汗びっしょりになって、

家に戻って着替えする。畑で体を動かすと、元気が出てくる。それに気になっていた、雑草も少し

スッキリして、これからぼちぼちでも、庭や畑を整備してゆこうという気持ちになってきた。器作りに、

アクセサリーの勉強、それに外仕事が戻ってきた。この調子だと、ますますオブジェ作りが遠のきそうで

気になるが。やることがたくさんあるということは、おちおちしてられないということだから、まあ、

精一杯動いてゆきたいと思うのです。

       2.4

なんだか、気分が落ち着いてきた。一日、化粧がけと粘土を丸めていたら。粘土は、鉄やコバルト

などを混ぜて色をつけて、ざっくりと合わせる、練り込みという方法で、マーブル状にして、それを

指で小さな玉っころにして穴を開ける。粘土のビーズです。ラジオを聴きながら、一日手を動かして

いたら、余計な雑念が取れたようで、気持ちが落ち着いてきたようです。その前の仕事は、やはり

緊張と、良い仕事をしなきゃあというプレッシャーがあったのでしょう。ものを作りそれを依頼者に

渡すということは、それなりに緊張するものです。それが、より大きなものだと、それなりの

ダメージが残るのかもしれません。今やっているアクセサリー作りは、誰からも依頼されたわけでも

なく、売れるあてもないけど、まあ、気楽に楽しんで、自己満足しか残らないかもしれないけど、

それで良いと思うのです。

       2.3

天気も回復して、風も止んで、上々なのに。カップの残りを仕上げ、大皿に化粧掛けし、ビーズを作り、

普通の1日なのに、なんだか、いまひとつ元気が出ない。ちょっと、息切れ気味かなあ。昨日、週刊誌を

いろいろ読める、アプリを入れて、夜中に読んでいたので、ちょっと、神経がおかしくなったのかなあ。

昔、興味のある記事を見つけて、1冊か2冊ぐらい目を通すことはあったけど、夜中に、次から次へと、

普段、接することのなかったゴシップ記事のはしごをして、すっかり頭が変になってしまったのかも。

便利な世の中になって、いながらにして、情報が瞬時に得られるのだけれど、それを処理する脳が

ついてゆけないのだろう。だいたい、テレビのワイドショーとか、好きになれず、見ないように

しているのだし。ネットのニュースと比べると、生々しいのが多すぎる。

       2.2

二月に入りました。ついこの間、年が明けたと思ったのに。シンガポールへの焼き物が、ようやく

日本を出たと連絡が入りました。押しに押してです。確か、最初は去年の九月ということだったのですが。

それから、順延と追加注文の繰り返しで、とうとうここまできてしまいました。何にしても、これで、

本当に区切りがつきました。年の初めに立てた目標ですが。まず、オブジェ制作ゼロ。あははは、

全くできませんでした。ただし、アクセサリーの勉強はだいぶ進んで、準備も着々としています。

器の方は、頑張って、去年一年分を取り戻すべく、かなり頑張っています。まあ、全体としては、

今の所、そこそこ頑張っていると言っても良いのではないでしょうか。ただ、畑の方が全くほったらかし

状態です。ハウスも、荒れたままだし、なんとかしなければと焦っております。

       2.1

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