陶芸 屋久島日記

今日で一月も終わり。そしてスーパームーンで皆既月食。しかし、空には厚い雲が。でも、

今朝は晴れていましたから、素晴らしい月を見ることができました。オレンジ色で大きなお月様が、

西の海に沈もうとしていました。残念ながら、ここからは山の稜線に隠れたのですが。それでも、

美しいものを眺めることができて、朝から寒さも吹っ飛びました。コーヒーカップを仕上げて、

小鉢に三島を施して、そして、トマトの種まきまでしました。いよいよハウスを活かす時が来ました。

       1.31

午前中、素焼きの窯づめ。午後、昨日挽いたカップの仕上げ。以上。あれ、今日の陶芸日記、

短くない?。というわけで、おまけに園芸日記。今朝は、ハウスの通路作り。まず、耕運機で

土をほぐそうと、中央に水糸を張って、走らせる。途中で:なぜか刃が回らなくなる。おかしいな

と調べてみると、いちばん外側の鉄の車がない。その内側のロータリーを止めているピンも

なくなっている。エンジンを止めて、真っ暗な中、探し回ると、鉄の車とピンを一つは、

倉庫の近くで見つけることができたが、もう一つは土に埋もれてしまったらしく見つからない。

なんとか応急修理でごまかした。なぜ、あれほど、錆びて硬かった部品が取れてしまったのか、

ハッと思いついた。ラスペネという潤滑剤があって、強力だということを知ってわざわざ

取り寄せて使ってみた。特に、ハウスの金具でどうしても外れないところがあって、

ホームセンターで売っている一般的な潤滑剤でも、無理だったのが、ラスペネを吹きかけて

一晩おいたらするりと外すことができた。こいつはすごいと、硬かった耕運機のピンにも

吹き付けておいた。実は、あるネットの動画で、ラスペネは可動部に使わない方が良い、

と言っていた人がいた。動かしているうちに、滑って外れてしまう危険があるからという

ことだった。まさに、それが起きてしまったというわけ。機械を扱うということは奥が深い

なあと思った。素人は、滑りが良くなればいいやと、つい目の前のことにだけしか、気が

回らない。だけど実際のところは、その先を読んで、取り扱わないと怪我をすることになるぞ、

という教訓なのでした。

       1.30

陶芸モードに気持ちが戻ってきました。とは言っても、もう一月も末ですが。ハウスの方は

ほぼ出来ましたから。気が付いたら、あっちこっちからの注文が貯まってしまっています。

今年は、少量ずつですが、今の所思いがけないところから、連絡が来て、気合を入れないと、

いけない状況です。世間から、忘れ去られてなかったねと、息子と話し合っております。

今日は、スリップカップのソーサーを仕上げて、三島の小鉢作り。昼休みには、工房の

裏山から竹を切って来て、枝を落として滑らかに磨きました。目的は、ハウスの雨で水が

溜まるところの骨組みとビニールの間に差し込んで、水をはかそうというものです。できるだけ、

身近にある材料を生かして、やってゆきたいと思ったからです。

       1.29

今日の、屋久島園芸日記、ってもうこればっかり。朝は例によって、大根押し。干し大根用の、

薄切りを作ることをこう呼ぶことを知りました。もう、20本分は出来ました。野菜作りは育てて

終わりとばかり思ってましたが、大間違い。そのあと、いかにして無駄を出さないようにするか。

基本、干すか、漬物か、冷凍かですが、冷凍庫には限りがあります、漬物だってそうそう食べられ

ません。ということは必然的に干すことになります。これは製造者責任ですから、頑張るしか

ありません。無駄には出来ませんから。あとの大根はまだ細いようなので、ちょっとお休みして、

次は白菜です。これもだいぶ大きくなってきまし。どうにかしないといけませんが、まさか、

干すわけにもゆかないので、漬物しかないと思っています。次はハウスです。昨日ビニール掛けは

終えたのですが、次は紐をかけなければなりません。風対策です。と言うわけで、まず50本

長さを揃えます、地面に二本パイプを突き立て、その間を往復すること25回。これで50本の

紐が計れます。次に、ハウスの横ににピンと張った紐に、50センチ幅に縛り付けます。もう一方の

端は、ハウスの脇に固定してあるパイプに一本ずつ縛っておきます。準備ができたら、息子と、

カミさんに手伝ってもらって、紐の両端と、真ん中にくくりつけてあらかじめ反対側に渡して

おいた紐を同時に持って、ハウスを乗り越えます。両はしは長いパイルにくくりつけてあります

から楽に越えさせることができました。あとはひたすら、力一杯締め上げては脇のパイプに

縛り付けます。昼から雨が降り始めましたから、雨合羽を着ての作業となりましたがなんとか

3時過ぎには終えることができました。ほっとして、ハウスの中に入ってみましたら、アーチの

ビニールの所々に水が溜まっているではありませんか。あの程度の雨で溜まってしまうとは

ショックです。たまることがないようにと、縦にパイプを2本足したのですが、甘かったようです。

おまけに雨漏り、こちらは、アーチの頂点部にビニールを抑えるためのレールをつけたのですが、

スプリングで押さえるときに穴が空いてしまったようです。ビニールと抑え紐との間にビニールでも

挟み込むしかなさそうです。それよりもアーチに水が溜まる方の問題、考えてみれば、前にも

同じ問題が起きたわけで、構造は変わってないのですから、当然なのかもしれません。ビニールは

一度溜まってそこだけ伸びてしまうとまた同じところに溜まって、最後は破れてしまいます。

今日もとりあえずということで、支柱パイプをビニールの下に差し込んで急場をしのぎました。

今の所他に良い方法も思いつきませんから、たまりそうなところがあったら、その都度、

棒状のもので受けるしかないようです。昔、このハウスを使っていた頃から、あまり進歩して

いないのだと、実感しました。昨日、近所でハウスを建てて、趣味でパッションフルーツを

育てている人が通りかかって、言ってました。あっちを直せば、今度はこっち、いつまで

たっても終わりがないと。全く同じ心境です。風対策をすれば、雨にやられ、雨のことを

なんとかしても、今度は夏の暑さ対策。それでも、多くの人がハウス栽培を続けていると

いうことは、露地ではできないメリットもたくさんあるのでしょう。スーパーにゆけば、

一年中、トマトもキュウリも買うことができます。それもハウスあってのことだと思います。

農業には、いろいろあって、一方では自然農法と言って、人工的な作業を排除して、より

あるがままの姿を模索している人たちがいます。しかし、近代の農法は、育てたいけど上手く

ゆかない。どうしたら、その地方が持つ、問題を克服できるか、研究を重ねた結果として、

今のような形ができてきたのだと思います、できないのっだったら作らなきゃいいじゃないか、

これでは発展は望めません。陶芸だって、今はできないが、なんとか頑張ってこんな色を

出したいとか、こんな焼き物にしたいとか、試行錯誤を積み重ねて、理想に近づいてゆくのだと

思います。そういう意味では、陶芸も園芸も似ているなあと思うのです。

       1.28

昨日とは、打って変わって、朝から腐ることが続いた。昨日、試作した甘酒が思った以上に

美味しかったので、本格的にべったら漬け用に作ろうとしたら、炊飯器が壊れていた。マイコンが

全く作動しない、調べてみたが、諦めるしかないみたい。大昔の小さいのを探してなんとか

急場凌ぎにしたが、ご飯が生煮えで、果たしてちゃんとできるだろうか。次は、昨夜の風が

強かったらしく、ビニールハウスの巻き上げ機を支えるパイプが倒れていたこと。巻き上げ機が

外れて、転がっていた。ビニールの一箇所が破れていた。まだ、まともにかぶせてもいない

というのに。今日は朝から予報と違って、風が吹いてない。調べると、明日からまた北西に

変わるという。北西からの風はここには最悪の風になる。思い立って、ハウスにビニールを

かぶせることにした。息子に手伝ってもらって、二時間ほどで、あらかた固定する。最後は

ハウスのてっぺんに登って、真ん中をスプリングで止めればとりあえずはしっかりする。屁っぴり

腰て、這いつくばって、それでもなんとか、25メートルを抑えきることができた。あと細かい

ところを固定して、風で持ち上がるのを抑えるためのテープで両サイドに渡したパイプにしっかり

固定すれば、一安心といったところだろう。明日一日やればなんとか終わりそう。予報では

雨ということだけど。

       1.27

今日も、朝から大忙し。と言っても、陶芸ではなく園芸の話ですが。昨日色々届いたので。

まずは米麹から。べったら漬けの準備です。おかゆを炊きます。次に畑から、大根を4本抜いて

きて、皮をむいて二本は、半分に切った後、それぞれを縦に四つ切り。塩を振って、ジップロックへ。

残りの2本は、タタラ板を並べて、縦に半割りした大根を薄くそぎ切りにします。使う包丁は、

届いたばかりの、ケーキ包丁を大型にしたような、何に使うかわからない包丁で。ネットの

オークションでで見つけて落札したものです。勘が当たりました。これが実に使いよく、

スパッと薄く切れます。それを縦に3本づつ切れ目を入れます。綺麗な、いかのような短冊が

できました。あとは家の裏に渡した紐にかけて出来上がり。おかゆの方は、炊飯器の蓋を

持ち上げて、少し冷まして米麹を投入しました。こちらも、保温にして夕方までおきます。

どちらも、ここまでは順調で、朝から、良い気分です。おかげさまで、今日1日、気持ちよく

本職にも励むことができました。以上、今日も、園芸日記になってしまいましたが。

       1.26

ここ屋久島も、だいぶ冷え込んできて、朝の予報では5度となっていたのですが、工房では

10度行くか行かないかといったところでした。そんなわけで、今朝は薪作りから始めました。

昨年の台風で折られたヤマモモの大枝を切り始めたのですが、なかなか刃が食い込んでゆきません。

木と擦れあって火花が散る始末で、調べてみるとチェーンオイルの出が悪いいようです。大枝は

諦めてとりあえず、今日焚くぶんだけは確保しました。夕方、時間が空いたので、分解して

みると切り屑がいっぱい詰まっていました。掃除を終えて、組み直して、始動すると面白いように、

切れるようになりました。道具のメンテナンスの大切さを痛感しました。明日はあの大枝が

切れそうです。しかし、多分大きすぎてストーブに入れることは無理でしょう。その時は大きな

チェンソーで縦に割ろうと思っています。ここしばらくは、寒波が居座るということですから、

朝の薪切りが続くことでしょう。

       1.25

今朝、畑に下りて、赤大根を全て引っこ抜く。昨日、一本抜いてみたら、大きくなりすぎて、

すが入っていた。収穫が遅れたらしい。食べるのが追いつかなかったみたい。廃棄しようかとも

思ったが、勿体無いので、とりあえず洗って、頭を切ってみた。すると、まだ食べられそうなのも

あったので、尻尾の方の、途中まで縦に切り目を入れて、木と木の間に貼った紐にぶら下げてみた。

赤大根の干物作りのつもりで。形や大きさがいろいろな赤い色の行列は、なんだかアートワークの

インスタレーションみたいで、ちょっと嬉しくなった。次に、カリフラワーも全て収穫する。

ちょっと、育ちすぎて、色が黒くなり始めたのも出てきたので。こちらは家に持ち帰って、

大鍋で茹でる。ギリギリセーフで食べると柔らかくて美味しい。しかし、とても一度で

食べきれる量ではないので、小分けして冷蔵庫へ。ここへきて、野菜がどんどん育っているから、

どうやって処理するか、毎日頭を巡らせている。世間では野菜の高騰が話題になっているのに、

なんと贅沢な悩みだろうか。これまで、何度か、野菜作りに挑戦してきたが、こんな豊作は

初めてのこと。そろそろ、春からの野菜の計画を練らなければと、考えている。

       1.24

今朝、石膏が届いたので、早速先日挽いてケースで待機させていた、小皿にろくろで囲いを挽いて、

合体させたものに、石膏を流し込む。古い石膏では30回も混ぜたらあっという間に固まってきた

のだが、新しいのでは400回ほど撹拌して、ちょうど良い加減に固まり始めた。こんなに違う

ものかと、改めて驚く。今朝、偶然つけた、BSテレビの番組で、薩摩焼をやっていた。イッピン

というタイトルで、各地の地場産品を紹介するものだが、西郷隆盛のひ孫さんの陶芸家が

黒茶家という、焼酎を燗する器を作るところを写していたが、機械ろくろを使っていた。

そろばんの玉を大きくしたような形のボディーを上半分と下半分にわけて石膏型にセット

されたコテを押し当てて成型して、生乾きになったところで貼り合わせるという作り方だった。

大昔、屋久島でも、古い黒茶家があって。そちらは普通にろくろで一気に作っていたから、

量産と言っても良いような作り方に変わってきたのだろうか。次に登場した女性の陶芸家の

話では、鹿児島では陶器を焼く土が枯渇して、長年探し求めて、やっと見つけた土を、

別の産地の土にようやく15パーセント、ブレンドして使っているという話だった。薩摩焼の

事情に全く疎いので、なんとも言えないのだが、番組を見ると、厳しい現実が浮き彫りに

されているようで、人ごとでなく、危機を感じてしまった。実際の話、日本中どこも似た

ような事情で、それゆえに作られる器がなんとなく似たような感じになってしまったのだろうか。

それに、情報が瞬時に拡散してしまう現代ゆえ、ますます個性的なものを作り出してゆく

難しさも、改めて感じさせられたわけです。

       1.23

畑の事ばかり書いているから、タイトル変えようかしら、園芸屋久島日記に。なんて言いつつ、

今日も畑のこと。大根が、だいぶ大きくなってきて、とても食べきれなさそうなので、どうしよう

かと思案してます。この辺の人はほとんど栽培してますから、持っていっても喜ばれないだろうし。

まずはカミさんの好物のべったら漬けを作ろうと、ネットで調べたら、甘酒を作らないといけない

ことがわかって、今、酒麹を注文中です。あとは、おきまりの干し大根にしようと思います、

ちょうど良い加減の北西の風が吹き出したし。やさい畑という雑誌の古いのを見ていたら宮崎の

農家で作っているところが紹介されていました。スライスするのに、カンナの馬鹿でかいような

道具を、友達に作ってもらって、それで薄く切ってるのを見て、これ作ってみようとやりはじめた

のです。家を探して使ってない包丁を見つけて、これがステンレスのぺらぺらの万能包丁なんだけど、

惜しげなくて良いかと、それでやってみることにしました。まず、板を、包丁の刃と同じカーブに

切り抜き、大根がひっからないように傾斜をつけて、5ミリぐらい、薄い板で浮かして、固定します。

なんとかカンナの大型みたいな物が出来ました。手を怪我しないように、引っ掛けて押す道具も

作りました。畑に下りて、大根を10本ばかり引き抜いて、洗った後、早速試し切りです。

ところが、大根が逃げてしまい、全く切れません。片刃ならまだ食い込んでくれるかもしれないの

ですが、あいにく片刃の包丁は我が家には一本だけ。普段使っている菜切包丁で、まさかそれは

勝手に持ち出すわけにはゆきません。それでは刃に角度をつけてやったらと、スペーサーを

挟み込んでカンナのように角度をつけてみました。今度は刃は食い込むのですが、スペーサーを

入れたぶんの隙間に大根が挟まって引っかかってしまいます。アルミテープで隙間を埋めても、

大根の汁がつくと、接着力を失ってすぐに取れてしまいます。結局半日かけてやった大根

スライサーはうまくできませんでした。おまけに大根を2本無駄にしてしまいました。この前、

スーパーで見たら半分で150円してましたから、600円ぶんになります。それ以上に、

半日の無駄が痛いです。せっかく作った、スライサーを分解して、次の手を考えていますが。

カミさんは手で切れば良いのにと、言うのですが、物作りとしては何かひと工夫してみたいのです。

陶芸で粘土を同じ厚さで切るとき、タタラ板と言うのを使います。たたら板は均一な厚さの

細長い板を重ねて一枚切っては板を外しと言うのを繰り返してゆきます。そこで、好みの厚さの

タタラ板を固定して、包丁をそれに添わせて切って行けば均一な厚さに切れるのではと、

思い始めています。それから、今日は大根の採りたてを使いましたが、1日ぐらい干して、

弾力が出てきたときに切ったらどうか思っています。さてさて、うまくゆくかどうか、

またチャレンジしてみようと思っています。

       1.22

だいぶ見えてきました。ハウス再生作業の到着点が。というわけで、今朝も4時起きです。

まずは、後ろのツマのビニール張りから。そして表側も。そのあとはいよいよ巻上げ機を

取り付けるサイドです。まず、パイプをつないで、ビスで止めて、ビニールの上側を水平に

なるように仮止めします。このビニールの重いこと。一巻き100メートルあるのですから。

これお持ち上げて回しながら一周するのですから。そして、下側はパッカーという留め具で

50センチおきに止めてゆきます。この25メートルのパイプがまっすぐにならないと、うまく

巻き上げることができません。水糸を張ってそれを見ながら止めてゆきますが、なかなか

まっすぐにはゆかないで、治そうとするとパッカーがきつくて簡単に外れてくれません。

悪戦苦闘して何とか片側をつけ終えました。説明書を見ながら巻上げ機を取り付け、試運転です。

何とかクルクルと回ってくれました。一安心ですが、巻き上げてみると、開いた窓が歪んで

います。地面が平らでないのと、ハウスそのものが歪んでいるのと、取り付け方も下手なのとで、

そうなってしまったようです。あとは様子を見ながら微調整で何とかごまかそうと思っています。

反対側は、だいぶ慣れたせいか、スムーズにできました。割とまっすぐにつなぐことができて、

窓もそれほど波打っていません。やはり、経験は進歩をもたらしてくれるということでしょう。

そこまでで、午前中の作業は終了。結局朝食抜きでムキになってやってしまったため、かなりの

疲労困憊です。午後は、横になったら起き上がれず、3時から、やおら立ち上がって、今度は、

耕運機を動かして、ハウスの周りを走らせます。土がほぐれたところで、鍬で裾にはった

ビニールを埋めてゆきます。これがなかなかキツイのです。息をハアハア言わせて、一枚ずつ

服を脱ぎ、一周60メートル、なんとか土寄せを終えることができました。今日の作業はここまで

です。あと残す作業は天井のビニール張りです。実はこれがいちばんの大仕事なのですが。

多分、一人では無理だと思いますから、風のない日を見計らって、家族の助けを借りようと

思っています。

       1.21

午前中は、家で用事、次男の世話。午後は、まずは昨日ろくろで作った、お皿に型取り用の

テクスチュアを入れる。目指すイメージは、まずろくろでお皿を挽いて、少し乾いたら、石膏型に

押し付けて、石のテクスチュアをつけて、削りに回す。段取りとしてはそんな感じだけど、

とにかく、やったことがない仕事だから、全く先が読めない。それに、先日、在庫の石膏を

使い切ってしまったので、新たに急いで注文した。だから、石膏が来ないと次に進めない。

そこで、畑に降りて、ハウスにビニールを張り始める。まずは、入り口のドアから。前に

建てた時、なぜか金具のつけ方が間違っていた。それで、少し強い風が吹くと簡単に外れてしまい、

そこから風が吹き込んでしまう。すると、ビニールが吹き上げら、ハウスを歪めてしまう。

パイプが折れてしまった原因の一つではないかと思う。そこでかなりガッチリ取り付けたら、

今度は外そうとしても、外れてなくなってしまった。そこで建てたまま、ビニールを張る

ことにしたのだが、これがなかなか大変でかなり手間取ってしまった。なんとか張り終えて、

次は脇の裾の方を張ってゆく。長さが25メートル、両サイドだから合わせると50メートルの

長さになる。なんとか張り終えたら、すっかり日が落ちていた。この調子だと、全て

終えるまで、あと2日はかかりそう。ハウス張りが大勢、人を頼んで行われる理由が

わかった気がする。明日は今日張ったビニールの風に持ち上げられないように土を掛けて

ゆかないといけない。考えただけでも、きつそうだけど。

       1.20

気がつけば週末。今週はあまり仕事が進まなかった。ちょっと、ハウスにかかわりすぎたみたい。

あと、ちょっとで、ビニールが張れそうなところまできたが。本職も、少しずつ、忙しくなって

きて、あっちをやり、こっちをやりと、どうも落ち着かない。そんな中、今日は68回目の

誕生日がやってきた。もう、何の感慨もないが、とりあえず、元気なので、良しとする。

       1.19

昨日、現代農業が20数冊、やさい畑が10冊。オークションで落札したのが、どさっと届いて、

嬉しくなって、寝床で読んでいたら、気持ちが高ぶって、眠れなくなってしまった。そんなわけで、

今朝は、頭がぼーっとして散歩に出た。しばらく歩いて、何気なく空を見上げると。見たことも

ないような幻想的な色。白い光を放って、飛行する物体を発見する。カミさんに、あれなんだろう

と語りかけると、ちょうど通りかかった家から、朝の散歩に出かけようとした顔見知りが出てきて、

彼も気がついたらしく、奥さんを大声で呼んでいる。光は白い飛行機雲のような、しかし、

明らかに飛行機とは違う大量の気体を放射状に吹き出しながら進んでゆく。そのうちに急に

光が消えて、数秒経つと、南に移動して再び光を発して水平線方向へと消えていった。後には

長い蛇のような長い蛇のように、青い蛍光灯のような輝く雲がいつまでも消えることなく

残っていた。部分的にはオレンジ色に輝いている。家に着いて、調べてみると、打ち上げられた

イプシロンロケットの航跡だとわかったのだが。種子島からの打ち上げは何度も見てきたが、

今回のような夜明け前の空に、思いがけなく観測できた、ロケットの残像は、まさに不意打ちに

出現しただけに目に強いインパクトで焼きついている。

       1.18

散歩の途中で雨になる。大慌てで帰ってきて、すぐに激しく降り出したので、ぎりぎり

セーフといったところか。コーヒーカップに仕上げの化粧を施して乾燥に回す。本焼きの準備で、

釉薬掛け。今回は青釉がほとんど。フラットなプレートなので、釉薬が流れず、ムラが出やすい。

そのため、気を使い、いつも以上に時間もかかる。午後には雨も上がり日差しが戻ってきた。

       1.17

朝から町に買い物に出かける。今年の初外出。スズも連れて。天気も良く、春のように暖かい。

カミさんが出かける準備をしているのを察知して、一緒に行く気になって、こちらを見て

きゃんきゃん騒いでいる。スズちゃん号にいつものように、マットを敷いた後部座席が定位置。

ホームセンターで、錆止め塗料や目立てヤスリ、スーパーで半紙、陶芸用と畑用が一つずつ、

兼用が一つだから、まさに半農半陶と言ったところ。ここ数日は、畑にいる時間と工房にいる

時間がほぼ半々になっている。おかげさまで、体はむちゃくちゃ元気。食卓も、畑で採れた

野菜が中心だし、朝のスムージーの材料も自家生産の野菜の比率が上がってきている。あとは

ご近所の農家さんからいただいたポンカンも。ところで、昼はいつものように港の公園で食べて、

近くの海岸を散歩していたら、形の良い石がたくさん転がっていて、ろくろ作業に使うコテに

ちょうど良いのをいくつか持ち帰る。やはり、我が本性は焼き物屋なのだと自覚しました。

       30.1.16

昼前は、コーヒーカップの底を削って、午後は、朝の続きでビニールハウスの修理をする。

先が見えたかなと、思えるようになってから、なかなか捗ってくれない。錆びたビスを外して、

金具も一度バラして、曲がった管を水糸に合わせて、組み直す。平らなように見えて結構デコボコ

した畑で、どこを基準にしたら良いのやら、アーチも左右にぶれたり、地盤が固いところは少し

ずらしたりして建てているから、直線がない。これで、果たして巻き上げ機が使えるだろうか。

前に取り付けたときは、結局まともに回らないので、取り外してしまったのだから。年寄りが、

一人でノタノタ動き回っても、1日でできる作業はたかが知れている。それでも、気になって

いたところを少しずつ、思った方向へと直してゆけば、いつかはなんとかなると思う。陶芸の

仕事の方も、ぼちぼち人が来て、あれこれやらなければいけない仕事が出て来た。畑と工房と、

どうバランスをとってゆくかがこれからの課題だと思う。

       1.15

午前中は、スリップウェアのコーヒーカップの把手付け。午後は、朝からの続きでビニール

ハウスの再生作業。まずはアーチのトップにビニールおさえのレールを取り付ける。実は、

最初に建てた時、途中まではついていたのだが、なぜか繋がっていない。なぜそんな半端な

ことになったのかは、わからないが、色々調べると、天頂部をしっかり抑えないと、強い風が

来た時、剥がされる危険性が高いという。そこで、新しく取り寄せた資材を使って、繋いでゆくが、

パイプが波打っているのと、台風で左右に捻じ曲げられてしまったので、なかなか思うように

ゆかない。おまけに、古い材料は思った以上にサビが進んでいて、ネジが緩んでくれない。

なめてしまったら大変なので慎重に進める。次はサイドの裾にビニールを張るレールを取り外す。あ

まりにも取り付け位置が下すぎて、巻き上げ機のハンドルが当たってしまうから。取り付けに

ビスを使っているのでドライバーで一つずつ外してゆく。本来なら金具で止めるところを、

おそらく経費節約のため、ビス留めにしたのだろう。色々、勉強してみて、あっちこっちで

なぜこうしたのかというところが見つかる。グループで作業したのだが、一番初めに建てたので、

慣れてなくて、試行錯誤したのだろう。こちらも全く知識がなかったから、こういうものかと、

何も考えずに従っていたというわけ。一人でやってみると、こういうことなのかと、理解できてくる。

今日の作業でかなり進んだが、ビニールを張る前に、やるべきことはまだたくさん残っている。

あまりのんびりしていては、種まきに間に合わなくなりそうなので、陶芸の仕事の手空きを

見計らって進めてゆこうと思っている。

       1.14

朝から、 嬉しいことがありました。一昨日の夕方、家の下の畑に軽トラをスタックさせて

しまったのです。雨のなか、ぼーっとして運転して、車を滑らせて、気がついたら、後ろの

車輪が道を外れてしまいました。地面がぬかるんでいましたから、乾くまで待とうと、そのまま

にしていました。今朝、地面もだいぶ乾いたから、なんとかしないとと、脱出の準備を始めました。

まず、ジャッキで車体を上げて、落ちたタイヤの下に、角材を差し込みます。それから、麻の

コーヒー袋を敷いて、ジャッキを外して、ゆっくりと前進します。その結果、なんとか脱出する

ことが出来ました。ダメだったら、誰かに押してもらうつもりでしたが、なんとか一人で

やり終えることが出来ました。それだけのことですが、こんなに嬉しいとは。よく考えれば、

ただ元に戻っただけなのですが。風もおさまり、天気も回復しました。今日は、カップのスリップ

掛けです。その前に新しいスリップを作らなければなりません。前に使ったのはゆるくしすぎて、

カップの外側に使うと流れてしまいます。この調整が難しいのです。絞り出した時、綺麗な

細い線にならないといけません、硬さと粘りの微妙な調整を何度も繰り返しながら、最適な

濃度に調整します。ボディーの乾き具合と、下地の黒化粧の調整も難しいのです。滑りやすい

化粧だと流れてしまいます。午後は、カップへと絞って行きました。手を動かすスピードと

絞り出す力加減で柄が違ってきます。なんとか流れることなくスリップを施すことが出来ました。

最後に内側に刷毛で白化粧を塗ります。明日は裏を削って、把手つけです。そこまで無事に

進んでも、最後の本焼きで剥がれないことが成否を分けるのですが。これまで、最後で何度

泣いたことか。ひとつひとつの工程を確実に積み重ねるしかないのですが。

       1.13

もう、週末が来ました。日が経つのが早すぎて、ついこの前正月だったのが信じられない気が

します。わずか2週間でも、色々有り過ぎです。3歩進んで2歩下がる、みたいな毎日です。

汗かきべそかき歩こうよ、ということでしょうか。とりあえず、今日も、スリップウェアの

仕事を進めています。ろくろでコーヒーカップのボディーを挽きました。今日は玉挽きです。

大きめのカップですから、一つ400グラムずつの玉にして、一個ずつ作りました。次はスリップ

かけですが、柔らかいうちでないとうまくつきませんから、亀板から外さず、カメ板を持って、

スリップを施します。この方法を見つけてから、下まで同じタイミングで掛けることができる

ようになりました。前は上半分と下半分に分けていましたから。どうしても一体感が出せません

でした。ほんのちょっとしたことで、作品の雰囲気がガラリと変わってしまいます。陶芸の

奥深さを改めて教えられます。

       1.12

昨日、スリップで柄を入れたタタラを型に被せて、お皿にする。初めて、スリップウェアに

取り組んだときは、なんとかこの段階までたどり着いて、最後の成型で全部ダメにしてしまった。

ただ型に乗せて抑えれば良いというわけでなく、硬いようなら裏からスポンジに水を含ませて

湿らせるとか、押さえるとき、内側に寄せるようにしながら曲げてゆくとか、微妙な勘所が

わからなかったのだ。そういうことは失敗して初めてわかるもので、数を作ることがいかに

大切かが今になってわかるものです。なんて、知った風なことを言ってますが、こればかりは

焼きあがるまでは、全く油断ができないことです。まあ、なんとか山は越えた気がします。

次はろくろで挽いた器へのスリップウェアを作るつもりです。それにしても、今日の寒さは

本格的で、体験工房の温度計は8度、おそらく今季最低気温だと思います。風も強くて、

畑のパイプの材料置き場のシートは今にも飛ばされそうです。おそらく台風並みの突風が

吹いていると思います。今朝、畑から人参にカブ、それとブロッコリーを収穫しましたので、

今夜は暖かいシチューが待っていると思います。

       1.11

今朝も、昨日やり残した階段作りです。重い石を運んだりしたので、汗びっしょりです。

家族が、寒い寒いと連発する中、一人暑がって、いました。しかし、だんだん汗が引いてくると、

冷たさがやってきて、こいつは風邪ひかないようにしないとと、ストーブに薪をくべることに

なりました。階段は、なんとか完成しましたので、だいぶ歩きやすくなりました。仕事は大きな皿の

スリップウェア作りです。工房では薪ストーブで外は大風とこの仕事には最悪のコンディションです。

乾きすぎては成形のときヒビが入ってしまいます。雨で、ゆっくり均等に乾いてくれるような日が

理想なのですが。致し方なく、体験工房の雨戸を閉じて、風が入らないようにぴったりドアも

閉じて、一晩置くことにしました。この仕事で最も難しいのが、乾燥度合いのコントロールです。

明日どうなっているか、今夜あたり風がおさまってくれると良いのですが、今のところ、明日は

北西の風が強まるという予報が出ています。明日も、船が欠航すると、3日連続ということに

なります。店の棚がガラガラになってしまいます。幸い、畑には野菜がありますから、なんとか

しのげると思うのですが。

       1.10

北西の風に変わり、大荒れの天気になりました。気温もぐんぐん下がって、冷え込んでいます。

風邪気味の息子が薪ストーブに火を入れました。実はこの冬初めてです。すると、急に空気が

和らいでくるからありがたいものです。しかし、杉の切り落としの薪なので、パーパー紙みたいに

燃えて、薪くべが忙しくて仕事がはかどりません。もっと、しっかりした薪を使わないとダメだ

ということになって、山に取りにゆきました。前に切っておいた雑木がいくらでもあります。

適当なのを切っていると、階段作りにちょうど良さそうな丸太が目につきました。家から畑に

降りる道が急で、前に作った階段も腐ってしまい、足を滑らせて転びそうになります。野菜を

取りに頻繁にカミさんが通るので、転ぶのではないかと、気が気ではありませんでした。杭に

良さそうな木を短く切って残しておきました。午後3時ごろ、今日の仕事の区切りがついたので、

雨が降ってましたが、合羽を着てチェンソーをもって畑のところで作業を始めました。まず、

さっき切っておいた丸太の片方を斜めに切り落として、杭の形にします。それを大ハンマーで

地面に叩き込み。工房の裏に積み上げてある、杉の切り落としを土止めとして、杭に沿わせます。

石を拾い集めて土止めのおさえにしてあとは土をスコップで入れれば、階段の出来上がりです。

丸太と杉の階段は、自然に馴染んでいい感じです。お金が全くかからず、その辺にある材料だけで

できまました。農作業も、できることならこんな風にやりたいと思うのですが。今年の夏は

自分で液肥を作ってみようかなと思い始めています。昔は人糞を肥溜めで発酵させて、

水で薄めたもので野菜を育てていました。考えてみれば、あれも永田農法の液肥栽培と通じて

いると思います。さすがに今は人糞を使うことは難しいと思いますが、鶏糞や油粕、米ぬかなどを

使った液肥の作り方が、ネットで紹介されています。少しずつですが、できるだけ手作りの方向に

シフトしてゆけたらと思い始めています。

       1.9

昨日の手洗いボウル爆発、発見から1日経って、ボディーブローのように、ショックがあらわれて

きた。朝、仕事場に来ても、虚ろな気分で、動く気が起きない。畑にでも下りれば、気分が変わり

そうだが、あいにくの雨。そんな時はと、工房の片付けを始める。土練機の脇のいろいろな

サイズのカメ板置き場を、種類別に仕分けして、新しく作った丸いカメ板も収納する。それから、

去年蹴ロクロの回りの削り土をバケツで戻しておいたのを、土練機を回して再生する。ちょっと、

女々しいみたいだけど、そんなことをしていると気分が変わってくるから不思議。一日タタラ作り。

楕円皿と角鉢用をスラブローラーで20枚伸ばして、午後は角小皿用を50枚作る。何十キロの

土を練っただろうか、シャツは汗びっしょり。とにかく、時期外れの暖かさ。温度計は21度。

これはもう春の気温、植物の種まき適温だ。明日から一気に10度近く下がるらしいので、

気をつけないと。新年早々の風邪だけは御免こうむりたい。

       1.8

フフフ!、今年一発目のやっちまったぜ、な出来事が起きてしまいました。去年の暮れに焼いた、

素焼きの窯出しで、見事に粉々の器があらわれたのです。それも二つともです。散々苦労して

挽き上げた、特大の手洗いボウルです。ちょっと湿っぽいかなとは思ったのですが、外の風に

1日晒したし、いつもよりあぶり(乾燥焚き)も時間をかけて、途中異常な音も聞こえてこなかったし、

すっかり油断していました。見事に粉々でした😹。空気が入っていたのか、厚すぎたのか、やはり

乾かし方が足りなかったのか。何にしても、ここのところあまり起きない失敗でした。オブジェを

造っていた頃は時々ありましたが。何度も潰して、やっと挽き上げたものなので、さすがに

こたえました。まあ、年の初めに、誰かが叱咤してくれたと考えましょうか。まだまだだぞ、

この未熟者め!と。逆に考えれば、これからも伸び代があるということでしょうか。工房の

前には粉々の素焼きの破片が散乱しています。その下には青釉の破片が無数に広がっています。

思ったように焼くことができなかった頃の戦いの後です。陶芸はエンドレスな戦いでもあります。

ちょっと気を抜けば痛いしっぺ返しが待っているということを2018年の初っぱなに教えられました。

       1.7

朝、5時から昨日スリップを施したタタラをお皿に組み立てる。途中、あれこれ雑用もしながら

だけど、夕方5時半、なんとか52枚成形し終える。今回、ようやくオリジナルと言えそうな表情が

出てきたかなという手応えを感じている。それに、割と売れるようにもなってきたから、お客さんの

反応も後押ししてくれる。これからもっとこの仕事を広げてゆければいいと思うのだが、暖かく

なると、どうしても青の仕事に追われてしまって、手間のかかるスリップウェアから遠ざかって

しまうことになる。今年の色は、さっき聴いたラジオで、ドクター・コバさんが言ってたのに

よると、ピンクとオレンジ、それにゴールドだとか。別の人はピンクとシルバーと言ってたが、

いずれにしてもピンク系と光り物系が良いらしい。あまりラッキーカラーとかには興味がない

のだが、お客さんはそういうことを意識して、モノを求めるだろうから、ちょっとそちらの

アイテムも増やしてみようかと思ってみたり。思い切ってカラースリップでピンクをやってみたり、

ラスターを使ったり。展示場が益々カラフルになってしまいそうな予感がしますが。

       1.6

ここ数年、仕事始めはスリップウェアからということになっているけれど、やはり、今年も

スリップウェアの小皿から始まった。今日は、雨で、散歩も無しにして、四時ごろからたたらの

縁の処理から始めた。そのあと、スリップを攪拌して、篩で漉して、最初に黒化粧を流して、

スポイドで絞り出しながら図柄を描いてゆく。その数、52枚。初めの方はどうしても硬く、

数が進むうちにだんだんほぐれて、アイデアも自然に浮かんで、終わりの頃に調子が出てくる。

これもいつものパターン。今日中に全部は無理なのではと思っていたが、そのうちに勝手に

手が動き出して、気がついたら終わっていた。最後の頃は、ほとんど何も考えず、無我の境地に

近かった。ていうか、朝、早くからやっていたので、半分、脳が寝ていたのかもしれない。

今日のような天候は、スリップウェアには最適な日。明日は、成形作業が待っている。

       1.5

今日から、仕事始めというところが多いようですね。世間一般の話ですが。というわけで、我が

工房も、製作開始です。朝四時から。そうです。朝の畑仕事を今年は、やめました。年賀状に、

畑はほどほどにと書いてくる人もいたので。老体を気遣ってくれたようです。確かに暗い時間から

軽トラのライトで畑の作業をするなんて異常と思われても仕方がありません。ここは、今年から

心を入れ替えて、働き方改革をすることにしました。でも、早く寝るせいか、1時半には目が覚めて

しまいます。布団の中でじっと、タブレットであれこれ情報を集めて、四時までは我慢してます。

それから、工房に下りて、まずヤスデを見回り、作業を開始しました。まず、今年最初の素焼きの

窯詰、昨日、流した、石膏版の仕上げ。散歩とスムージー作り、朝食の後、土を練って、小皿の

たたら作りです。注文いただいたスリップウェアの、下ごしらえです。午後から、待望の畑仕事、

今日は、チェンソーでハウス回りの木を切りました。まず、大きく育ってそびえているセンダンから

です。脚立に乗って、小型のチェンソーで幹の途中から倒して、根元は大型チェンソーをつかって

伐倒しました。大きな木を切るのは、かなり緊張しますし、生き物の生命を断つのですから、

胸も痛みます。何より怪我をしないように、ちょうど息子がやってきたので、見守ってもらい

ました。なんとか、無事に倒し終えて、計ってみたら、根元の直径は50センチありました。

あとは、防風林として、囲っている、木の枝を軽トラの荷台に乗って、切ってゆきました。

二時間ぐらいで終わらせたかったのですが、気がついたら4時になっていました。なんとまあ、

ほどほどとは程遠い、いつもよりも長く畑で作業をしてしまいました。これが今日から始めた

働き方改革です。だいぶ意味を履き違えている気もしますが。まあ、畑は遊びだと考えれば、

まさに改革を実行していると言っても、過言ではないかと思います。へへ!、あした何しようかな。

       1.4

穏やかなお正月でした。なぜ、過去形かと言いますと、今日から動き始めたからです。畑も、

陶芸も。娘たちも帰ってゆきましたし、明日から仕事だそうです。畑は、大根やジャガイモなどの

土寄せをして、午後には液肥をあげました。週一回の液肥は永田農法の基本ですから。工房では、

暮れに見た夢の実践のための下地づくりです。スリップウェアの別バージョンで、石膏の板に

ゆるいスリップを流して、それが乾いたら、タタラとして器にするというもので、この技法は、

外国人の作家さんがやっているという情報は前に得ていたのですが、一体どうやって始めたら

良いのか、全く見当がつかなかったのです。それが、夢の中でなんとなく、見えた気がしたので、

トライしてみようというわけです。ちょうど、良い時期だと思うのです、まだ動き出してませんから。

古い石膏が残ってますし。もう、かなり湿気ていて、固まるギリギリのところに来ていると

思いまして。案の定、水を加えるとあっという間に固まってしまって、平らに伸ばすのが追い

つきません。次からは、混ぜる時間をかなり短くしてやってみましたが、それでも、なかなか

うまくゆきません。そこであることに気がつきました。手で、平らにしようとするから、時間が

かかるし、乾燥スピードに追いついてゆかないのだと。平らなものに流せば良いということに。

三つ目にして気がつきました。そこで、アクリルの板を探すのですが、どこに行ってしまったのか、

見つけ出すことができません。代わりにベニヤの板に流してみました。こんな初歩的なことに

気がつくまでに、何度もやり直すわけですから、先はまだまだ長そうです。今日のところは、

まず動き出すことができただけで十分と考えましょう。一歩ずつ確かめながら、前進できたら

良いと思っています。

       1.3

今朝の散歩、西の空に大きな月。スーパームーンとは聞いていたが、黄金の満月に照らされて、

影がくっきり。元旦のご来光といい、今年は幸先が良い。今朝は少し畑仕事をするつもり。

娘が教えてくれた大根の土寄せを。まず、耕運機で畝間の土をほぐしてからと、外側のロータリーを外

そうとするが、動かない。ハンマーで叩いたり、バールでこじったり、色々やるがまっったく

動いてくれない。中古で買ったのだが、前の所有者は外したことがなかったのだろうか。

致し方がなく、工房に運んで、腰を据える。午後2時まで頑張って、なんとか外すことが

できたが。ついでに内側もと欲張ったが、こちらはもっと手強そうなので、今回は諦める。

あとは、テレビで「孤独のグルメ」を観て過ごす。今日も、静かなお正月だった。

       1.2

あけましておめでとうございます。一夜明けただけなのに、気分はガラリと変わるものですねえ。

初日の出も、ここ数年、見ることが出来なかった、素晴らしいものでした。海からオレンジ色の

太陽が輝きながら昇ってゆき、不信心ものでも思わず合掌せずにはいられませんでした。娘夫婦も

加わって、いつも以上に賑やかな元旦を迎えることが出来ました。朝から美味しいお酒を呑み、

お節料理に舌鼓を打ち、ほろ酔い加減で新年を祝いました。今年のお雑煮は、昨日差し入れで

いただいた伊勢海老の頭で出汁をとった濃厚でこれまでになかった、味を楽しむことが出来ました。

今年の目標の一つがヴァナキュラーな暮らしです。意味は、身の周りの自然にあるものや道具を

工夫して生かして、できるだけ無駄のない暮らしをするぐらいに考えています。これは、

ある自然農を実践している方のブログから、得た知識ですが。要するに、その土地に伝えられてきた、

普通の暮らしと言っても良いかと思います。時代がどんどんん進んで、テクノロジーが

進歩して、ともすれば、これまで当たり前だった暮らしが失われつつあります。もちろん

文明の進化の多くは、恩恵をもたらしてくれます。屋久島でも、量販店が増えて、宅配便が

便利になり、欲しいものは何でも手に入れることが出来ます。車も一人一台の時代になりつつ

あります。身の回りのことが機械化されて、体への負担も軽減されています。良いことばかりの

ようですが、反面、体を使わなくなり、消費的になり、金銭が全てというような社会に変化

しつつあります。そのことが、決して悪いことだとは思いませんが、昔の人の知恵、汗を

かくこと、無駄を減らし、身の回りの自然の恩恵を大切にすることは忘れてはいけないこと

だと思います。陶芸におきましても同様で、手に入るものはなるべく身近のところから得て、

自然の流れを受け止めつつ、新しい時代に生き残って行ける、ものづくりを目指してゆきたいと

思います。長くなりましたが、体を動かし、汗をいっぱいかけば、病気もあまり近寄ってこないと

思います。そして、自然の恩恵を十分に生かした暮らしをしてゆきたいと思っております。

今年も、どうぞ、よろしくお願いいたします。

        30.1.1

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